研究課題/領域番号 |
23K09208
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
西田 英作 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10512519)
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研究分担者 |
後藤 亮真 愛知学院大学, 歯学部, 助教 (10911787)
小林 周一郎 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (80750190)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 細胞外ベシクル / 歯槽骨再生 / 足場 / 間葉系幹細胞 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、間葉系幹細胞(MSCs)を用いた細胞移植の代替になりうる、新規歯周組 織再生バイオ製剤の開発である。大きく欠損した歯周組織とりわけ歯槽骨に対しては、MSCs をはじめとする細胞移植治療が有効だが、高度な技術、高額な試料・材料費、細胞増殖能の限界等、多くのネックが存在する。このMSCsを骨分化誘導した際にMSCsから分泌される小胞には、骨分化能を隣接細胞に与える細胞外ベシクルが含まれているとされる。この細胞外ベ シクルと申請者らが骨分化にカスタマイズしたGelMARFハイドロゲルを組み合わせることによって、品質管理が簡便でかつ、MSCsを用いた細胞移植と同レベルの歯周組織再生の効果を 持つ、骨誘導MSC由来細胞外ベシクルのリリース機能を持った新しい歯周組織再生バイオ製剤の開発を目指す。近年の細胞外ベシクルの研究の発展は顕著で、本研究は今後臨床応用を目指すに有用な基礎研究である。 本年度は骨分化誘導MSC由来sEVsの精製、定性・定量解析を行う予定であったが、研究代表者がアメリカに研究留学したため、2023年7月14日から2024年7月13日まで研究を中断している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者がアメリカに研究留学したため。
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今後の研究の推進方策 |
研究機関の延長を申請し、研究代表者が帰国次第、直ちに研究を再開する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者がアメリカに研究留学したため、2023年7月14日から2024年7月13日まで研究を中断している。したがって2023年度に行う予定であった骨分化誘導MSC由来sEVsの精製、定性・定量解析とsEVsとGelMARFの混和、ゲル化に関しては2024年度に行う。2025年度に行う予定であった歯周病モデルラットへのバイオ製剤移植実験は、歯周病モデルラットの週齢と、欠損作成方法の検討をまず行う。
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