| 研究課題/領域番号 |
23K09274
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| 研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三原 佑介 大阪大学, 大学院歯学研究科, 招へい教員 (30779096)
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| 研究分担者 |
豆野 智昭 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教 (50845922)
池邉 一典 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70273696)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| キーワード | オーラルフレイル / 口腔機能低下症 |
| 研究実績の概要 |
オーラルフレイルならびに客観的検査値に基づく口腔機能低下症(OHF)は,口腔機能の低下に続く口腔機能障害や低栄養,フレイル,サルコペニアへの進行を予防するうえで重要な概念である。一方,近年,歯科医療専門職種が不在でもオーラルフレイルの評価が可能なOral Frailty 5-item checklist(OF-5)が開発された。本研究では,地域在住高齢者における口腔機能をOF-5ならびにOHFの各基準で評価し,その関連を検討した。本横断研究の対象者は,78-80歳の自立した地域在住高齢者494名(男性242名,女性252名)とした。OF-5は,歯数(20歯未満),咀嚼困難感,嚥下困難感,口腔乾燥感および滑舌低下の5項目を用い,2つ以上の項目に該当した対象者を OF-5該当とした。OHFは,口腔衛生状態,口腔乾燥,歯数,舌口唇運動機能,舌圧,咀嚼機能,嚥下機能の7項目を用い,3つ以上の項目に該当した対象者をOHF該当とした。対象者におけるOFおよびOHFの該当率を算出し,OHFに対するOFの感度,特異度ならびに受信者動作特性曲線下面積(AUC)を算出した。その結果,OF-5該当率は229名(46.4%)であった。該当項目は,滑舌低下,歯数(20歯未満)が多くの割合が占め,それぞれ45.5%,37.7%であった。一方,OHF該当率は209名(42.3名)であった。舌口唇機能運動の低下(70.9%)および低舌圧(64.4%)が高い割合を示し,その他の項目は,嚥下機能(3.8%)を除き,同程度の該当割合を示した(24.3-38.3%)。なお,OHFに対する OF-5の感度ならびに特異度は,67.6%および69.5%であった。また,AUCは0.68(95%信頼区間:0.64-0.73)であった。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
2024年度は、兵庫県伊丹市と朝来市、東京都板橋区において、2011年度に80歳、2012年度に90歳であった地域在住高齢者6名の会場調査を実施することができた。 ベースライン時調査から13年以上が経過しており、会場調査に参加できる対象者が減少したことが原因と考える。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度も引き続き会場調査を行う予定である。並行して2024年度に収集したデータをこれまでに収集したデータと統合させ、分析を進めていく予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
物価高による物品費や旅費の上昇により、計画を修正する必要があり、その過程で次年度使用額が生じた。 翌年度の計画についても計画の修正を行い、翌年度分として請求した助成金と合わせて次年度使用額を使用していく予定である。
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