研究課題/領域番号 |
23K09297
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
松山 美和 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (30253462)
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研究分担者 |
鮎川 保則 九州大学, 歯学研究院, 教授 (50304697)
松尾 貴央 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 講師 (90759622)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 呼吸機能 / %FEV1 / %PEF / 嚥下機能 / 客観的評価法 / 嚥下障害 / 検査機器 / 開発 |
研究実績の概要 |
当該研究の第一段階として、骨格筋筋力と呼吸・嚥下・口腔機能関連筋の筋力との関係を検証することを目的とし、呼吸器疾患のない健常な女性を対象とする研究「骨格筋筋力と呼吸・嚥下・口腔機能関連筋筋力との関係」について、以下の概要のように研究実施計画を立案した。予定症例数は60例、18~29歳の女性(若年者群)30例と40~64歳の女性(中年者群)30例である。評価項目は7つに大別され、①栄養指標:BMI、皮下脂肪厚、②骨格筋筋肉量:SMI(骨格筋量)、③骨格筋筋力:背筋力と握力、④呼吸機能::FEV1、PEF、%FEV1、%PEF、⑤胸郭可動域、⑥嚥下機能:開口力、⑦口腔機能:咬合力、舌圧、オーラルディアドコキネシスを測定する。各項目の測定値について若年者群と中年者群の2群間比較を行い、さらに各項目間の相関係数を解析する。 研究計画立案後は、この研究について徳島大学病院生命科学・医学系研究倫理審査委員会に審査を申請し、2024年3月4日に承認を得た(承認番号:4487)。また、同日、徳島大学大学院医歯薬学研究部長から研究実施許可を受けた。 一方、胸郭可動域測定装置やデジタル握力計、デジタル背筋力計、電子ピークフローメータなどの当該研究に必要な測定機器を新たに購入して、測定準備を完了させた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当該研究の第一段階の研究である「骨格筋筋力と呼吸・嚥下・口腔機能関連筋筋力との関係」について、徳島大学病院生命科学・医学系研究倫理審査委員会に審査を申請し、2024年3月4日に承認を得て(承認番号:4487)、同日、徳島大学大学院医歯薬学研究部長の研究実施許可を得た。 研究実施計画書の作成に少し時間を要したため、今年度末時点では研究参加者募集前の状況であるが、おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
当該研究の第一段階の研究である「骨格筋筋力と呼吸・嚥下・口腔機能関連筋筋力との関係」について、研究参加者の募集を速やかに開始する。予定症例数は60例、18~29歳の女性(若年者群)30例と40~64歳の女性(中年者群)30例である。研究2年目の令和6年度上半期中に、両群とも半数程度の測定を完了させ、その後は中間評価として、各測定値の2群間比較を行い、さらに各項目間の相関係数を解析する予定である。 研究3年目以降は、第二段階として対象者を嚥下機能低下者に拡大した研究を展開する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初購入予定の「オートスパイロ・TK-11373」について、令和5年8月に業者によるデモンストレーションを実施した。高額である割に記録データ等の互換性が低く、想定と若干異なったため、購入を再検討することにした。また、本研究は人を対象とする臨床研究であるが、第一段階の研究「骨格筋筋力と呼吸・嚥下・口腔機能関連筋筋力との関係」は健常者対象の観察研究であるため、令和5年度に臨床研究保険に加入する必要はなかった。さらに、本研究テーマに関連する国際学会は令和5年度には開催がなく、情報収集のため海外出張も行わなかった。 以上の3つがおもな理由として、次年度使用額が生じた。 次年度以降は、速やかに研究参加者を募集して測定を開始するため、翌年分として請求した研究費と合わせて、測定関連の消耗品や研究補助等の人件費に使用する予定である。
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