研究課題/領域番号 |
23K09327
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
遊佐 和之 山形大学, 医学部, 助教 (80636960)
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研究分担者 |
山本 修 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (00230540)
福田 雅幸 秋田大学, 医学部附属病院, 准教授 (20272049)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 薬剤関連顎骨壊死 / 成体幹細胞 / 骨芽細胞 / 再生医学 / 分子生物学 |
研究実績の概要 |
2003年にビスホスホネート製剤に関連する顎骨壊死(薬剤関連顎骨壊死;MRONJ)が報告されて以来、抗RANKL抗体や血管新生阻害薬に関連する症例も報告され、世界的に症例数は増加の一途を辿っている。既存の治療法には根治性、侵襲性や安全性など様々な問題があり、新規治療法の開発が喫緊の課題となっている。 本研究では成体幹細胞(間葉系幹細胞、歯髄幹細胞) および亜鉛徐放性チタンを用いた骨再生の技術を応用したMRONJの根治的治療法を構築する 事を目的とする。本研究から得られるアウトプットは難治性であるMRONJの新規かつ根治的治療法の構築に貢献できると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度はin vitroにおけるMRONJモデルを作製し分子生物学的解析を行った。骨のみならず線維芽細胞の分化、増殖抑制が働きMRONJ発症に影響する可能性が示された報告がBritish J Oral Maxillofacial Surgery(62 2024 63-70)に掲載された
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今後の研究の推進方策 |
in vitro のMRONJモデルの培養法の確認および解析を進めると共に、成体幹細胞との共培養の準備を進める予定となっている。
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次年度使用額が生じた理由 |
当講座実験室の移転のため、今年度実施予定であった実験を次年度に行う予定に変更したため、次年度使用が生じた。 実験室の移転が24年5月に行われるため、今年度は予定の実験を行う予定となっている。
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