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2023 年度 実施状況報告書

癌促進型環状RNAの口腔癌における癌進展メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K09368
研究機関千葉大学

研究代表者

大和地 正信  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (70451747)

研究分担者 伊豫田 学  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (40431746)
坂本 洋右  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (50451745)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード人工合成環状RNA / ノンコーディングRNA / microRNA
研究実績の概要

本研究では以下の事項を明らかにし, 口腔癌における環状RNAーmiRNAー遺伝子の経路の種類や増殖, 浸潤, 転移などの機能の調整をしているかどうかを明らかにする.
1. 口腔癌細胞株における口腔癌促進型環状RNAの同定とそれらの発現状況
2. 口腔癌細胞株における口腔癌促進型環状RNAのターゲットとなるmiRNA・mRNAの存在
また, 口腔癌促進型環状RNAや, ターゲットとなるmiRNAの発現量を調整することで環状RNAーmiRNAー遺伝子の経路の検証を行い, 口腔癌促進型環状RNAや, ターゲットとなるmiRNAの発現の変動に伴う, 口腔癌細胞の細胞増殖能, 浸潤能, 遊走能の変化を確認する.
現在, 口腔癌に特異的に高発現している候補口腔癌特異的microRNA群を同定した. さらに, 口腔癌促進型環状RNAのターゲットとなるmiRNAとmRNAの吸着をルシフェラーゼアッセイにより確認した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

口腔癌に特異的に高発現している口腔癌促進型環状RNAの同定が完了し、現在口腔癌促進型環状RNAのターゲットとなるmiRNAとmRNAの検索が進行中のため.

今後の研究の推進方策

口腔癌促進型環状RNAの発現を抑制するsiRNAをリポフェクション法等により口腔癌細胞株に導入する. さらに, Network解析やqRT-PCR等によってその下流遺伝子の発現量を調整することで起きる「環状RNA-miRNA-遺伝子」の発現量の変化を確認する. それにより細胞内シグナルの検証を行うことが可能となる. また, 口腔癌促進型環状RNA発現抑制細胞株における増殖, 浸潤・転移に対する機能を, Matrigel-coated TranswellやWound healing 法などを用いて解析を行う.

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公開日: 2024-12-25  

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