研究課題/領域番号 |
23K09530
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
松本 正俊 広島大学, 医系科学研究科(医), 寄附講座教授 (40348016)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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キーワード | 地域医療 / 地域枠 / 奨学金 / コホート研究 / へき地医療 / 医学教育 / 医療政策 |
研究実績の概要 |
当研究は地域枠出身医師および都道府県奨学金受給医師の義務遵守状況、就業地、診療科を追跡し、一般医師のそれと比較することを目的としたコホート研究である。令和5年度は以下の調査を行った。 ①令和4年11月に行った予備調査をもとに令和5年6月に47都道府県31大学へ調査票を送付し、新卒の奨学金受給医師および地域枠出身医師への転送を依頼した(うち47都道府県および31大学が依頼に応じた)。転送された質問票を受け取った奨学金受給医師および地域枠出身医師計571名から医籍番号等の情報を含む回答を回収した。これら情報は研究補助員により研究事務局のコンピュータに打ち込み、保存した。②同時期に上述の47都道府県31大学に対して、新卒の奨学金受給学生および地域枠出身学生の医師国家試験合格者数および奨学金返還者数に関する調査も行った(47都道府県および31大学が回答した)。③令和6年度の調査に向けて令和5年11月に予備調査を行い、令和6年に卒業予定の奨学金受給医学生のいる都道府県、同卒業予定の地域枠医学生のいる大学医学部を特定し、その人数把握を行った。④本研究に付随して地域枠制度に関わる倫理的諸問題を論じた論文Ethical issues arising from the government allocation of physicians to rural areas: a case study from Japan.をJournal of Medical Ethics誌に掲載した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年度の研究実施項目として挙げた項目はおおむね実施したため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度同様に、令和6年度も引き続き対象者の登録を継続し、データの整理、解析も進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の予定よりも印刷費等が少なく済んだ。このため次年度使用額が生じた。令和6年度は予定どおり研究補助員の人件費、印刷費などに使用する予定である。
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