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2023 年度 実施状況報告書

胆汁中のアンギノーサス群連鎖球菌と胆嚢がん発症との関連の検証

研究課題

研究課題/領域番号 23K09667
研究機関新潟大学

研究代表者

生駒 俊和  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60612744)

研究分担者 土屋 康雄  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60334679)
浅井 孝夫  順天堂大学, 医療科学部, 准教授 (60612736)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード胆嚢がん / インド / アンギノーサス群連鎖球菌 / 胆嚢胆汁
研究実績の概要

2023年度の予定は、インドと日本の研究者の打ち合わせ(アンケート内容、胆汁採取法・保存法、リアルタイムPCR法、統計解析法、学会報告及び論文執筆の分担、その他)後、Mahatma Gandhi Medical College and Hospitalと新潟大学で倫理委員期の承認を得て、150人の胆嚢がん患者と200人の胆石を有する胆嚢炎患者からアンケート調査と胆汁採取を行うことであった。
2023年12月にインド、ジャイプール市で開催された第3回Jaipur Surgical Festivalに参加し、日本とインドの胆嚢がん患者における遺伝要因に関する研究成果の発表を行った (The polymorphism of p53 tumor suppressor gene and the risk of gallbladder cancer)後、インド研究者との研究打合せを行い、本研究実施についての合意を得た。その後、インドと日本で倫理委員会の承認を得てアンケート調査と胆汁採取を開始した。年度内に胆嚢がん患者45人、胆嚢炎患者168人からアンケートと胆汁試料を採取できた。しかし、目標とした胆嚢がん患者150人、胆嚢炎患者200人には達することができなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

目標とした試料数は、胆嚢がん患者150例、胆嚢炎患者200例であったが、今年度中に採取できた数は、前者で45例、後者で168例であった。試料採取の遅れの要因は、倫理委員会の承認を得るのに時間が必要であったため採取期間が短く、このため目標とした試料数に達しなかった。特に、胆嚢がん患者数が目標数の1/3程度であったことから研究の進捗状況はやや遅れているとなった。

今後の研究の推進方策

胆嚢がん患者数が目標数に達していないことから、2025年度末まで引き続き試料の採取をお願いし、2026年度に、アンケートデータのコンピュータへの入力と統計解析、及び採取した胆汁からの細菌DNA抽出とそのDNAを試料としてリアルタイムPCR法によるアンギノーサス群連鎖球菌の検出を予定している。

次年度使用額が生じた理由

本年度に支払い予定であったアンケート調査と胆汁試料採取・保存に対する謝礼が試料採取遅れのため未払いとなった。このため、これに要する人件費は次年度以降に繰り越しとなった。アンケート調査と胆汁試料採取が終了次第、インドの各病院の研究者に謝礼を支払う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] MGMCH(インド)

    • 国名
      インド
    • 外国機関名
      MGMCH
  • [学会発表] The polymorphism of p53 tumor suppressor gene and the risk of gallbladder cancer2023

    • 著者名/発表者名
      Takao Asai, Taiki Yamaji, Shiori Nakano, Norie Sawada, Manami Inoue, Shoichiro Tsugane, Yasuo Tsuchiya, Vinay K Kapoor, Kazutoshi Nakamura, and Motoki Iwasaki
    • 学会等名
      3rd Jaipur Surgical Festival
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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