研究課題/領域番号 |
23K09755
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
加納 和彦 国立感染症研究所, 品質管理研究センター, 主任研究官 (00383654)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 感染症疫学 / 感染症サーベイランス / ダッシュボード / 異常検知 |
研究実績の概要 |
本研究は、感染症サーベイランスのデータを有効に活用し公衆衛生向上へとつなげるため、感染症サーベイランスシステムに登録されたデータをリアルタイムに可視化するシステム(ダッシュボードシステム)として、どのような機能を実装すべきかについて検討するものである。 令和5年度は、それまでに開発したダッシュボードシステム(主に迅速な状況把握を目的として設計)の機能拡張として、異常検知とリスク評価機能に関する検討を開始した。各疾患の感染症サーベイランスデータから、疾患ごとの特性を踏まえ、定性的・定量的な異常判定基準の検討を進めている。令和6年度以降も、国内外の専門家の意見を踏まえつつ、異常判定基準を検討し、システムに実装する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
他業務との兼ね合いにより、想定よりも本研究課題に対して時間が取れなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、令和5年度に実施予定だった異常探知とリスク評価機能のシステムへの付加について、所内外の専門家へのインタービューの実施等も含めて検討を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
一部は年度末納品等にかかる支払いが、令和6年4月1日以降となったため。 当該支出分については次年度の実支出額に計上予定である。その他、令和5年度に実施できなかったサーバのリプレイス、国際学会参加等の活動を令和6年度に実施する。
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