研究課題/領域番号 |
23K09758
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
佐野 利恵 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70455955)
|
研究分担者 |
早川 輝 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90758575)
高橋 遥一郎 筑波大学, 医学医療系, 教授 (50640538)
福田 治紀 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00977895)
窪 理英子 群馬大学, 医学部, 技術職員 (40747127)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
キーワード | ABO遺伝子 |
研究実績の概要 |
血栓症の機序として止血因子von Willebrand factor (vWF)の特異的切断酵素であるA Disintegrin and Metalloproteinase with Thrombospondin motifs (ADAMTS13)の機能低下が知られている。一方,静脈血栓症等の重症度とABO式血液型が関連することが明らかとなっているが,その機序は完全には解明されていない。申請者は,予備実験及びゲノムアノテーションデータから、第9染色体長腕9q34.2にあるABO遺伝子とADAMTS13遺伝子がクロマチンループ構造により近接し,ABO遺伝子エンハンサー+22.6-kb siteがADAMTS13遺伝子の転写を活性化すると考えた。本研究では,各種培養細胞について、ABO遺伝子発現の有無についてRT-qPCRにて予備的検討を行った。今後、レポーターアッセイを行い、ABOエンハンサーがADAMTS13遺伝子発現に及ぼす影響を検討する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
法医鑑定業務の過多により、実験的検討が遅延している。
|
今後の研究の推進方策 |
これまでの予備的検討により、実験に用いる培養細胞の選別が可能となったことから、今後は実際に培養細胞を用いた試験管内実験を推進する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究進行の遅延のため、予定通りの予算使用とならなかったため。
|