研究課題/領域番号 |
23K09810
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
岡本 恵里 富山県立大学, 看護学部, 教授 (20307656)
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研究分担者 |
竹内 登美子 富山県立大学, 看護学部, 教授 (40248860)
青柳 寿弥 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (40622816)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 認知症看護 / 実践知 / 尊厳 / 看護ケア |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、認知症看護の熟練者といえるユマニチュード認定インストラクターの資格を有する看護師が、認知症の人への看護実践を通して体験している現象を分析することによって、尊厳を重視した認知症看護の実践知の構造を明らかにすることである。 2023年度はインタビュー項目の精選に向けて、ケアを必要とする人および認知症の人の尊厳に関する概念の整理を進めた。また、看護職をはじめとする医療技術職や、リスクマネジメントおよび心理学・教育情報学・工学系等の技術継承に関わる暗黙知の先行研究から、暗黙知の概念、研究手法やその成果について整理した。得られたデータから、インタビュー内容のカテゴリー化、質問で用いる用語、質問の順序などを検討した。これらをもとにインタビュー・ガイドラインを作成し、研究分担者間で精選しながら修正を進めた。 インタビューの対象は、3年以上にわたり認知症の人をケアした経験のあるユマニチュード認定インストラクターの看護師を想定しており、同様の経験を持つ一般の看護師との比較において実践知の特徴を捉えることから、データの偏りを低くするための対象者の選定、および分析に必要となる基礎情報項目について検討した。インタビューはWeb会議ツールを用いる予定であることから、対面による方法で得られるデータとの質が異ならないための留意点等も検討した。 これらの結果を踏まえ研究倫理申請書を作成したため、次年度よりデータ収集に着手する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
所属組織において役職に就いたことから管理業務に時間を費やしたため、インタビューのプレテストまで実施を進める事ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
次年度はインタビューのプレテストを行い、インタビューガイドの修正を進めると共に、インタビュー協力者のリクルートを行う。同意の得られた対象者から順次インタビューを進め、逐語録の作成へと進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
所属組織において役職に就いたことから管理業務に時間を費やしたため、インタビューのプレテスト、インタビューまで実施を進める事ができなかった。そのため計上したノートパソコンや質的分析ソフト等の、インタビューの実施・分析に必要となる備品や消耗品の購入を見合わせた。 次年度よりインタビューを開始する準備が整ったことから、順次進めていく。
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