研究課題/領域番号 |
23K09833
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
出村 佳美 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (30446166)
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研究分担者 |
長谷川 智子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (60303369)
上原 佳子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (50297404)
北野 華奈恵 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (60509298)
礪波 利圭 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (10554545)
小林 美貴 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (80980317)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | オーラルフレイル / 高齢呼吸器疾患患者 / 対応支援 / プログラム |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、高齢呼吸器疾患患者の重症化予防やフレイル予防を目指し、看護師による患者の退院後を見据えたオーラルフレイル対応を支援するためのプログラムを構築することである。 令和5年度は、オーラルフレイルに関する啓蒙活動の一環として、看護師を対象とした研修会を開催した。また、令和6年度には呼吸器疾患で入院する患者のオーラルフレイル及び口腔機能低下に関する実態調査を予定しているため、病棟に勤務する慢性呼吸器疾患看護認定看護師を交えた意見交換を行った。実態調査では、入院前後で対象者の口腔機能を比較するため、呼吸困難で入院する患者を除外し、がん治療目的で入院する患者を調査対象にすることとなった。さらに関連する学会に参加して、本研究の遂行に必要な情報収集を行った。令和6年にはオーラルフレイルの概念や定義が変更になるとの情報を得たため、これらの情報を反映させて研究を遂行できるよう、今後の取り組みのための準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度は、入院中の高齢呼吸器疾患患者への実態調査を開始することを目指して準備を進めてきた。しかし、オーラルフレイルに関する変更があるとの情報を得たため、学会からのステートメント発信後まで調査開始は見合わせることとした。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、オーラルフレイルに関する新たなステートメントを研究に反映させ、入院中の高齢呼吸器疾患患者のオーラルフレイル及び口腔機能低下に関する実態調査を実施する。また、看護師を対象としたオーラルフレイルに関する教育ニーズを把握するための調査準備を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
入院患者の実態調査の時期を次年度に延期したことから、調査に伴う費用が未使用となった。今後、研究の進捗状況に応じて、口腔機能評価に要する消耗品など必要物品を購入する。
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