研究課題/領域番号 |
23K09953
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
山本 小奈実 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60574340)
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研究分担者 |
田戸 朝美 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30452642)
須田 果穂 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60883593)
山勢 博彰 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90279357)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 脳死下臓器提供 / 教育モデル / 家族ケア / 実践モデル |
研究実績の概要 |
本研究は、「脳死下臓器提供における看護師の役割ガイドライン」を活用した脳死下臓器提供における家族ケア実践モデルと教育モデルの開発である。 我々はこれまでに、「脳死下臓器提供における看護師の役割ガイドライン」(以下:役割ガイド)を作成し臓器移植に特徴的な家族ケアの役割を具体化してきた。しかし、役割ガイドに沿った実践により家族ケアを充実させるにはまだ課題が残っている。そのため、看護師の判断やケアの工夫を明らかにし、脳死下臓器提供家族ケア実践モデルを開発する。また、繰り返し経験することが難しい移植医療における家族ケアに対応できるよう、脳死下臓器提供家族ケア教育モデルを開発することとした。 第1段階:脳死下臓器提供家族ケア実践モデル(案)と教育モデル内容の作成 対象者は、日本臓器移植ネットワークの脳死下臓器提供施設に登録されている施設とし、過去2年以内に脳死下臓器提供の患者家族ケアを実践した看護師とした。対象数は、15名とし、脳死下臓器提供した患者と家族ケアの情報収集、アセスメント、実践、評価とその根拠について調査する。 プレインタビューが終わり脳死下臓器提供の具体的な看護実践についてインタビュー調査を開始している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
脳死下臓器提供の経験が豊富な看護師の選定と調査協力の同意に時間を費やしたことで、やや遅れている。第1段階の看護師インタビュー調査を開始した。
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今後の研究の推進方策 |
看護師へのインタビューの結果から脳死下臓器提供家族ケアの実践モデル(案)と教育モデル内容を作成する。VRで実践モデルを作成し学習内容について妥当性の検証を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査途中のため、調査研究費用を年度内に費やすことができなかった。次年度に発生した使用額は、2024.8までにインタビューと分析に使用する。
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