研究課題/領域番号 |
23K10022
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研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
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研究分担者 |
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
石橋 信江 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50453155)
鈴木 幸子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (60285319)
西尾 ゆかり 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (70437169)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 主婦層 / 動機付け / 健康支援 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、主婦層における健康行動の動機づけ支援の在り方と健康支援プログラムを構築することにある。 2023年度は、まず主婦層の健康診断の状況を確認するために、先行研究を基にアンケート調査票を作成した。項目は42項目あり、健診状況並びに健康行動状況を把握する内容とした。また、健康支援プログラムについて、先行研究並びに筆者らの研究を踏まえて3回のワークショップのプログラムを作成した。 プログラムは主婦層においては健診の機会が少ないことを前提に、健康チェックで身体の可視化を行い、生活習慣の見直しのために情報提供を行うプログラムとした。プログラムは1か月ごとに3回開催する予定である。健康行動への動機づけ支援の在り方として、インセンティブ制度を導入しチャレンジに応じてポイントを付与し、さらに参加者同士のピアサポートなどを導入して、それらが健康支援の動機づけの在り方に有用であるかを検証する。 研究協力に際して、各施設への依頼用紙並びに研究協力者への研究依頼用紙を作成した。さらにプログラムの効果を把握できるよう、Webアンケート調査を行えるよう準備した。これらの内容については2023年度に研究倫理審査委員会の承認を得た。 現在は、2024年度4月から5月にかけてアンケート調査の実施を目指し、研究協力者の確保のために各施設に研究依頼を行っている。現在2か所の施設から介入の内諾を得ている。又、プログラムの内容の一部である専門家からの情報提供のミニ講義に関しては、専門家への依頼を行い内諾を得ており、今後詳細を打合せする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度の予定はアンケート作成・健康支援プログラムの作成を予定していた。先行研究を踏まえて作成し、すでに倫理審委員会の承認を得た。その上で現在実施に向けて、2か所の介入施設に研究依頼を行い受け入れが可能となっている。 今後、2024年4月から5月にかけてアンケート調査を実施、5月から7月にかけて健康支援プログラムの実施を予定しており概ね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後4月・5月にアンケート調査を実施し、実施後に主婦層の健診状況や健康への優先度、その関連について分析を行う。さらに、分析内容を学会にて公表する予定である。 また5月から1か月毎に3回の健康支援ワークショップを5月6月7月に開催予定であり、実施前後のアンケート調査で動機づけ支援のあり方について検討していく予定である。 2か所でのアンケート調査やワークショップ参加者が少ない場合は、別施設への研究協力依頼を行い時期をずらして実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年度は2024年実施に向けての準備期間であり、先行研究を基にアンケート作成およびプログラム作成を行った。そのため、物品費などの支出となった。2024年度からはアンケート調査やプログラムの実行について、参加者への陰洗てぃび並びにミニ講義における専門家への謝礼が発生する。また、プログラムの実施において、スムーズで効果的な開催にするために人的資源が必要となる。2024年度への繰り越しを行いたい。
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