研究課題/領域番号 |
23K10092
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
金丸 友 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (20400814)
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研究分担者 |
小宮 浩美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10315856)
市原 真穂 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70736826)
中山 静和 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (30728051)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | オンライン型学習支援プログラム / 精神疾患のある親への関わり / 親が精神疾患をもつ子どもへの関わり / 保育職 / 教育職 |
研究実績の概要 |
本研究は、精神疾患のある親をもつ子どもと関わる保育・教育職が、子どもと親の特徴と支援について学習することを目指したオンライン型の学習支援プログラムを開発することを目的としている。オンライン型学習支援プログラムの目標は、保育・教育職が、精神疾患のある親をもつ子どもが権利を守られ、適切に成長発達をすること、そして、精神疾患のある親が周囲の支援を受けながら疾患コントロールと共に子育てを行い、子育てを通して成長できることを目指して関われることである。 初年度である今年度は、本研究の一次研究となる先行研究、文献検討、研究グループメンバーの経験から、学習プログラムの骨子を検討した。保育職や教育職がオンライン学習に求めるコンテンツを抽出し、学習プログラムの配信手段、評価方法等について検討した。プログラムの内容は、疾患や治療の説明だけでなく、関わり方や対応に実際に困ったときに役立つものを目指し、疾患・治療ベースではなく症状や出来事のベースで作成する方針とした。また、配信方法としてホームページを立ち上げる予定であり、ホームページ作成手段、データ管理方法、セキュリティー対策等について検討した。評価方法として、利用できるツールの有無、収集するデータの内容、専門職から意見収集のためのコンサルト等について検討してた。このようなプログラムは海外の方が先進的に取り組んでいるため、海外におけるプログラムの情報も収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1年目は学習支援プログラムの内容を決定し、2年目はコンテンツ作成に取り掛かることを計画していたが、プログラム全体の決定まで至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
学習支援プログラムの内容を決定し、コンテンツ作成に入る。
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次年度使用額が生じた理由 |
情報収集やコンサルトのために、国内外の学術集会に参加予定であったが、日程が合わなかったり、プログラム骨子案の検討が遅れたりしたため参加しなかった。次年度は学術集会へ参加が計画されているため、次年度に繰り越す。 今年度は会議に係る費用が生じなかった。次年度はコンテンツ作成のために会議の回数が増えたり、会議に専門家を招くことも想定している、会議費においても、次年度に繰り越す。
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