研究課題/領域番号 |
23K10093
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
辻 佐恵子 北里大学, 看護学部, 講師 (70422889)
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研究分担者 |
岡 澄子 北里大学, 看護学部, 教授 (20305387)
鎌田 佳奈美 摂南大学, 看護学部, 教授 (30252703)
小島 ひで子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (50433719)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 子ども虐待 / 看護師 / ストレス / ストレスマネジメント |
研究実績の概要 |
2023年度は、「虐待ケアにおけるストレスおよびストレス緩和に向けたサポートニーズ」について、常時、被虐待(もしくはそれが疑われる)児が入院している病院に勤務する看護師を対象に質的研究方法を用いた追加調査を実施する予定であった。 しかし、前段階の研究課題において調査した結果をまとめ、論文投稿したところ、重要となる概念の使用について査読にて指摘があり、本研究における「ストレス」の概念が適切であるのかを研究分担者とともに再度検討した。 よって、本来であれば、2023年度に実施予定の質的追加調査は未実施である。ただし、分析の方向性の検討は必要であるものの、前段階の調査結果から、看護師の抱える困難さや苦悩は明らかになっており、本結果を再分析し、まとめた後、演繹的な調査が可能ではないかと考えられ、あらためて研究計画を練り直し、研究計画書の作成に着手している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年度は、「虐待ケアにおけるストレスおよびストレス緩和に向けたサポートニーズ」について、虐待問題をかかえた子どもと家族のケアに携わっている看護師を対象に質的研究方法を用いた追加調査を実施する予定であった。 しかし、前段階の研究課題において調査した結果をまとめた内容を論文化し、関連学会誌に投稿した結果、査読にて重要となる概念の使用について指摘があり、本研究における「ストレス」の概念が適切であるのかを研究分担者とともに再度検討している段階である。 よって、2023年度に実施予定の質的追加調査は未実施であり、当初の計画より遅れている。ただし、前段階の調査結果から、看護師の抱える困難さや苦悩は明らかになっており、本結果を再分析ののち、演繹的な調査が可能ではないかと考えられ、あらためて研究計画を練り直している段階である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、本研究の根拠資料となる前段階の調査結果について再度分析し直している内容をまとめ、論文投稿を目指している。同時に、演繹的調査に関する研究計画を練り直し、研究計画書を作成する。その後、所属機関の研究倫理委員会に諮り、量的調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していた質的調査が未実施であり、それに係る費用が未執行である。さらに、国際学会や遠方への学会参加がかなわず、旅費・宿泊費の執行が予定より少なかった。 今年度は研究計画の練り直しに係る会議の開催を対面で予定しており、そのための会議費および旅費、さらに演繹的調査のための調査会社との契約に関する費用の支出を予定している。
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