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2024 年度 実施状況報告書

バイオマーカーを用いた産後の抑うつスクリーニング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K10111
研究機関福井県立大学

研究代表者

金粕 仁美  福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (10723645)

研究分担者 上谷 祐子  福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (00970451)
渡邊 浩子  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20315857)
平 修  福島大学, 食農学類, 教授 (30416672)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード周産期 / 抑うつ症状 / コルチゾール / 毛髪
研究実績の概要

本研究は毛髪検体を用いて妊娠期のコルチゾール値及びパターンと産後の抑うつ症状の関連を明らかにすることを目的とする。同時に、コルチゾール以外の関連分子を新たに同定し、産後1ヶ月時点のコルチゾール及び関連分子と抑うつ症状や不安の関連を明らかにすることを目的とした。
研究対象者は母子ともに健康な産後1か月の女性である。2023年8月~2024年8月までの期間に、調査施設2施設から研究参加者を募集した。全参加者144名のうち、毛髪検体の採取、アンケート調査、母子健康手帳からの情報収集のすべてを実施できたのは108名であった。参加者の平均年齢は33.0歳であり、42.6%が初産婦であった。産後1か月の抑うつ症状に関連する要因を分析した結果、母親の年齢および成人アタッチメントスタイルが抑うつ症状と有意に関連していた。一方、ボンディング障害に関連する要因としては、成人アタッチメントスタイルのみが有意な関連を示した。これらの研究成果は国際学会で発表した。
毛髪検体のイメージング質量分析については、2024年10月から切片作成と分析を開始し、2025年3月時点で60名分の分析を完了した。一部の参加者について、CES-Dうつ病自己評価尺度と赤ちゃんへの気持ち尺度の得点を基に、正常群、抑うつ症状群、ボンディング障害群、抑うつ症状およびボンディング障害群の4群に分類し、イメージング質量分析の結果を取りまとめた。これらの成果は、2025年の国際学会で発表予定である。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

参加者の募集と調査に関しては計画通りに実施した。しかし、イメージング質量分析に関しては、参加者の半数程度しか実施できておらず、やや遅れている状況である。

今後の研究の推進方策

イメージング質量分析を完了する。また、研究成果として取りまとめ、学会発表と論文執筆を行って行く。

次年度使用額が生じた理由

毛髪検体のイメージング質量分析が予定数の半数程度しか実施できていないため、そのための経費が未使用となっている。次年度使用額は、分析に必要な物品の購入や使用料等として使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2025

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] The relationship between attachment style toward partner and depressive symptoms at one month postpartum2025

    • 著者名/発表者名
      Hitomi Kanekasu, Hiroko Watanabe
    • 学会等名
      15th International Nursing Conference, and 28th East Asian Forum of Nursing Scholars conference
    • 国際学会

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公開日: 2025-12-26  

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