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2023 年度 実施状況報告書

認知症高齢者に特化した就業継続プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K10223
研究機関広島国際大学

研究代表者

乗越 健輔  広島国際大学, 看護学部, 講師 (40638722)

研究分担者 小林 敏生  広島文化学園大学, 看護学部, 教授 (20251069)
田淵 啓二  周南公立大学, 人間健康科学部, 教授 (70769877)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード認知症 / 高齢者 / 就業 / 就業継続モデル / 就業継続プログラム
研究実績の概要

本研究では,認知症を有する65歳以上の高齢者(以下,認知症高齢者)を対象とした就業継続支援モデル(科研費研究課題:19K19752)に基づき就業継続プログラムを開発し,その効果を検証することである.2023年度に実施したことは,主に以下の2つである.

1.認知症高齢者が働く現場の視察:認知症高齢者の就業継続を可能とする場のあり方の検討を目的に,地方部の地域密着型通所介護サービス事業所に出向き,認知症高齢者の働く現場を視察した.そこでは,認知症を持つ施設利用者が仕事(手縫いによる雑巾づくり,新聞紙を用いたカバンづくりなど)をしている様子を見学した.また,本事業所の代表者や若年認知症支援コーディネーターと認知症高齢者の就業継続について意見交換を行った.

2.システマティックレビューのプロトコル作成:認知症高齢者における就業継続の効果(認知機能,日常生活機能)を明らかにすることを目的としたシステマティックレビューを実施する予定で,それに先立ち,そのプロトコルを作成した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は,認知症高齢者が働く現場の視察やシステマティックレビューのプロトコル作成など,計画したことを一部実施することができた.一方で,本研究課題に係る倫理申請書類の作成や,認知症高齢者が働く場の創設に向けた準備を行う予定だったが,他の業務に費やす時間が多く,それらに取り組むことができなかった.

今後の研究の推進方策

2024年度は,本研究課題に係る倫理申請書類の作成に加え,認知症高齢者が働く場の創設に向けた準備を行う.また,システマティックレビューを行い,認知症高齢者における就業継続の効果を検討する.

次年度使用額が生じた理由

研究計画の遅延に伴い,必要経費が予定よりも下回った.認知症高齢者の働く場の創設に向けた準備など,予定していたことを2024年度に繰り越し,それにかかる必要経費に助成金を使用する.

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公開日: 2024-12-25  

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