• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

障害者の老いを支える壮年期からの準備教育プログラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K10225
研究機関福岡大学

研究代表者

長谷川 珠代  福岡大学, 医学部, 准教授 (30363584)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード障害者 / 老い / 老いの準備教育
研究実績の概要

本研究は、日本の医療の発展と社会体制の充実に伴って、かつては早世と言われた先天的な障害のある人々が青年期、高齢期を迎え、加齢に伴い、より医療や福祉を必要とする状況にあること、さらには今後、ますます、障害者の老いを支える体制の需要は高まることが予測される状況に対応するべく、障害者の加齢変化や高齢期の特徴、支援に関する研究知見を活かした本人、支援者に対する『老いに対する準備』を検討、プログラム開発を行うことを目的とする。
障害者を就労や生活の場で支える福祉職が、老いに伴う身体・心理・社会的変化や死に対する向き合い方に戸惑いや漠然とした不安を抱いている現状について実態調査を行うため、生活支援を行う施設において、管理職より、福祉職や看護職の関わりについて情報収集を行った。
障害者本人に対する調査開始に向けて準備を開始した結果、調査方法等の再検討必要性が示唆された。具体的には、個々人で障害の種類や生活状況、施設利用状況などが大きく異なるため、インタビュー調査による概念分析の困難性が生じた。そのため概念分析を継続するための必須条件の見直しと、新たな調査方法、例えば、複数事例の実態を調査するケーススタディを併せて検討していく必要性を確認できた。
国外における障害者の老いを支える体制や考え方などの実態については、高齢化率の低い地域であり、かつノーマライゼイション、協働的社会の考え方が確立しているオーストラリアにおいて、その現状を把握できるよう調整を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初計画では本人、家族、医療・福祉関係者、互助関係にある住民に対する「障害者の老い」に対する認識と現状の把握調査を開始する予定であったが、調査開始前の段階の一部対象者への情報収集にとどまっている。また国際的な実態把握については、コーディネーターとの調整段階にとどまっている。

今後の研究の推進方策

今後は、「障害者の老い」に対する認識と現状の把握調査を家族、医療・福祉関係者より開始する。本人に対する調査を行うためには研究倫理の側面から調査方法を再検討し、結果の解釈が深まるよう専門的知識が得られる体制の強化を目指す。
国際的な「障害者の老い」に関わる実態把握については、オーストラリアを候補地として研修調整と実施を遂行する。

次年度使用額が生じた理由

インタビュー調査の開始、ならびに国際的な実態把握という計画の遂行に遅れを生じたことから、当該年度の予算を次年度に執行することとなった。
「障害者の老い」に対するインタビュー調査は、2023年度~2025年度にかけて、本人、家族、医療・福祉関係者、互助関係にある住民に対して実施する計画である。そのため、実践可能な対象から調査を開始して、データの蓄積を行う。
国際的な実態把握は、次年度実施が可能な体制は調整できているため、今後、研修候補地であるオーストラリアに渡豪する時期等の詳細調整を行い、関係各者への聞き取りを実施する。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi