研究課題/領域番号 |
23K10256
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
飯田 貴映子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (00466723)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 緩和ケア / エンドオブライフケア / 高齢者 / 長期ケア施設 |
研究実績の概要 |
本研究は、アジア25カ国の高齢者施設における緩和・エンドオブライフ(EOL)ケアの開発状況と提供体制を調査し、各国の高齢者施設における緩和・EOLケアの特徴や課題の明確化を目的とする。 緩和ケア開発概念モデル(WHO, 2021)の①保健医療福祉制度や政策、②緩和・EOLケア提供、③緩和ケア関連薬剤の使用、④研究、⑤教育、⑥市民やコミュニティエンパワメント、について公表文書や文献のレビュー、各国のエキスパートへの質問紙調査を実施し、結果の国家間比較と公表をおこなう。もって、発展途上にあるアジア諸国の高齢者施設における緩和・EOLケアの質向上の基盤構築に資する政策や実践への提言に活用できる資料とする。 2023年度は、調査の準備として、アジア25かカ国・地域の高齢者施設における緩和・EOLケアに関連する公表データと文書、文献等を収集し、①保健医療福祉制度や政や政策、②緩和・EOLケア提供、③緩和ケア関連薬剤の使用、④研究、⑤教育、⑥市民やコミュニティエンパワメント、に関する情報のとりまとめをすすめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は各国の情報収集とともに次年度使用する質問紙の作成を予定していたが、英国研究者が次年度実施予定の調査と内容を合わせるため、調査時期を遅らせ ることとしたため、質問紙の作成は次年度に持ち越すこととなった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、各国情報収集の継続と英国研究者との協働のもと調査票の開発、調査開始に向けた準備調整とウェブ調査の実施を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
資料の翻訳等に係る費用等が予定を下回ったため予算額との差異が生じた。2024年度も継続して各国調査を実施するため、翻訳費等として使用を予定している。
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