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2023 年度 実施状況報告書

高齢者の子ども世代に対するアドバンス・ケア・プランニング教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K10264
研究機関愛知県立大学

研究代表者

長谷部 七重  愛知県立大学, 看護学部, 助教 (40963989)

研究分担者 百瀬 由美子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)
藤野 あゆみ  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (00433227)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワードアドバンス・ケア・プランニング / 意思決定支援 / 高齢者の子ども世代 / フォーカスグループインタビュー
研究実績の概要

本研究は、高齢者の子ども世代における①アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:以下ACP)のレディネスとレディネスに関連する要因との関係性の明確化および②レディネスを向上させるための教育プログラムを開発を目的としている。
2023年度は、高齢者の子ども世代におけるACPのレディネスとレディネスに関連する要因との関係性を明確にするための第一段階として、インタビュー調査を実施した。インタビュー調査の方法として、計画当初は個別面接法を予定していたが、フォーカスグループインタビュー(focus group interview:以下FGI)に変更した。変更した理由としては、FGIにより社会的相互作用が生まれ豊富なデータが得られるとともに、新たな解決策を見いだすことが期待できること、また、個別面接法よりも研究参加者に与える緊張が少なく自発的な発言が促されると考えたためである。FGIを30~40代男女(1回6~7名)に対して計2回実施し、親世代とのACPに対する認識や実施状況について調査した。現在、ACP実施・非実施の状況とその影響要因について分析を進めている。また、FGIの前後で研究参加者の一部に、研究参加者間の相互作用によるACPに対する考え方や姿勢の変化がみられたため、それについては追加で分析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

インタビュー調査は予定通り終了し、質問紙調査に向けたデータ分析に入っているため、おおむね順調に進展していると評価した。

今後の研究の推進方策

2024年度は、2023年度に引き続き高齢者の子ども世代におけるACPのレディネスとレディネスに関連する要因との関係性の明確化を目指す。インタビュー調査の分析結果をまとめ、結果の公表を行うとともに、分析結果を基盤に質問紙調査項目を作成し、調査を行う。

次年度使用額が生じた理由

インタビュー調査方法を個別面接法からFGI法に変更したことにより、テープ起こし費用が当初の予定より下回った。2024年度は質問紙調査を計画しており郵送費等が必要となること、また、教育プログラムの開発方法をアクションリサーチに変更することも検討しており、余剰した資金は次年度以降に持ち越し使用する。

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公開日: 2024-12-25  

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