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2023 年度 実施状況報告書

要介護高齢者の社会貢献への支援を推進する看護実践ガイドの作成

研究課題

研究課題/領域番号 23K10270
研究機関沖縄県立看護大学

研究代表者

砂川 ゆかり  沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (00588824)

研究分担者 田場 由紀  沖縄県立看護大学, 看護学部, 教授 (30549027)
山口 初代  沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70647007)
大湾 明美  沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (80185404)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード要介護高齢者 / 社会貢献 / 看護実践ガイド
研究実績の概要

本研究の目的は、要介護高齢者の社会貢献への支援を推進するため、実践現場に馴染む看護実践ガイドの作成を行うことである。
2023年度は、要介護高齢者の社会貢献への支援の現状にみる課題を整理した。研究協力者は、先行研究において「他者のために役割が果たせそうだが、見いだせていない者」として社会貢献への支援が必要だと思われる要介護高齢者を筆者に紹介した介護保険サービス事業所の管理者(看護職者)2名である。データ収集は、「なぜその要介護高齢者を紹介したのか、介護保険サービスにおける社会貢献への支援は可能か」について半構造化面接を実施した。データ分析は、「要介護高齢者の社会貢献への支援を普及するための課題は何か」の視点で質的に分析した。要介護高齢者の社会貢献への支援を普及するための課題は、17キーセンテンス、4サブカテゴリーから、《ケアが患者‐看護師関係で自己完結して発展しない課題》、《社会に期待される役割と個別支援のギャップを埋めることの課題》の2カテゴリーが導かれた。社会貢献への支援については、看護職者がその必要性を感じてはいるものの、ケアが自己完結して発展しないこと、社会に期待される役割が優先され個別支援に向き合えないことから、実践知が創造されにくいことであると考えられた。看護職者の要介護高齢者のよりよい暮らしを志向するという個別支援の強みが活かせるよう、協働で実践経験を積み重ねることを通してケア文化を育んでいくこと、その取り組みを通して、実践現場に馴染む看護実践ガイドを作成する必要があることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

協働による社会貢献への支援を行うために、研究協力者を選定し支援を開始したが、物理的な距離があったこともあり、タイムリーな支援が行えなかった。

今後の研究の推進方策

2023年の経験を踏まえて、協働による支援の方法を再検討し、研究協力者の選定や協働による支援を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

離島の看護職者への支援のために想定よりも旅費が必要であったため、物品費を抑えた。当該助成金は、次年度の旅費として使用していく。

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公開日: 2024-12-25  

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