研究課題/領域番号 |
23K10278
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
岩崎 幸恵 武庫川女子大学, 看護学部, 准教授 (10635626)
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研究分担者 |
徳重 あつ子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (30555644)
片山 恵 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (60295772)
伊部 亜希 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (80452431)
林 愛乃 敦賀市立看護大学, 看護学部, 助教 (20735310)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 褥瘡予防 / 高齢者 / 血流 / 自律神経活動 / 介護老人福祉施設 |
研究実績の概要 |
本研究は、介護老人福祉施設に入居している臥床高齢者(以下臥床高齢者とする)を対象とし、背面開放座位をとることにより、自律神経活動および皮膚血流量にどのような影響を及ぼすのかを目的としている。令和5・6年度の実施計画として、測定方法の検討および、プレテストの実施、基礎データの収集を研究1として計画していた。研究1の研究方法としては以下の通りである。 <対象者>研究の同意が得られた、健康高齢者10名(男性5名、女性5名)を対象とする。対象者は、研究代表者が所属する地域のシルバー人材センターに登録する高齢者、あるいは研究代表者が教育現場で協力を得ている高齢者団体に依頼する。<測定内容>①皮膚組織血流量:仰臥位時、背面開放座位時(姿勢保持用具を使用)の踵骨部および足背部で測定する②脈波:皮膚血流量と同時に測定可能③血圧:実験前より実験終了時まで10分おきに測定④基礎データ:身長、体重、年齢、性別、既往歴(主に循環器疾患)<測定方法>①皮膚組織血流量 ②脈波・レーザー血流計RFL-2(アドメデック社)を踵骨部および足背部に貼付し、仰臥位時および背面開放座位姿勢にて30分間経時的に測定する。その後データ解析装置PL2602(アドメデック社)を用い、組織血流量および脈波より得られる脈拍変動(pulse rate variability :PRV)を分析する。この機器は、低侵襲で従来のレーザー血流計では測定が困難であった脈波を測定することができるため、今回この機器を用い測定することとした。③血圧:電子血圧計を用い、実験前および実験後に上腕にて測定する。 以上の研究計画を立てており、測定機器の購入が完了したため、測定方法の更なる検討を重ねながら、実験に向け倫理審査を受審する準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
介護老人福祉施設での測定に先立ち、健康高齢者での測定を予定しているが、測定方法の検討が不十分と考え、共同研究者と先行研究や各種文献を精読し、検討を重ねているため上記の区分となった。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査受審に向け、共同研究者と方法を検討する。また、高齢者の測定の前にプレ実験を実施し、測定指標についても妥当であるかを検討していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度は実験を実施しなかったため、実験にて使用する消耗品や被験者への謝金などの支出がなかった。今年度は物品や、被験者に対しての謝金などを支出する予定である。
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