• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

勤労者におけるACP推進のための教育プログラムの開発と評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K10281
研究機関藍野大学短期大学部

研究代表者

加藤 由加  藍野大学短期大学部, その他部局等, 講師(移行) (20782999)

研究分担者 時長 美希  兵庫大学, 看護学部, 教授 (00163965)
長弘 千恵  兵庫大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00289498)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード勤労者 / アドバンス・ケア・プランニング / 健康教育
研究実績の概要

近年、高齢者の搬送件数の増加が著しいクリティカルケア領域や終末期医療の現場、認知症高齢者の人生の最終段階において、高齢者本人の意思確認を必要とする場面が増加している。しかし、そのような場面では高齢者本人は意識や認知機能が低下していることが多く、本人の意向を確認することが難しいため、家族等が代理意思決定を委ねられている現状がある。代理意思決定を委ねられた家族等は、高齢者本人と人生の最終段階における意向を確認するための話し合いがなされていないため、家族等であっても高齢者本人の意思を推定するとこは難しく、家族等は準備もないままその選択を委ねられ、選択後も決断内容を問い直し等精神的な負担も大きいことが課題となっている。また、代理意思決定を委ねられた家族等の世代は勤労者が多く、地域で実施されているACP教育に参加できていない現状があると考える。本研究は、代理意思決定等となりうる家族等の世代である勤労者のACPの認識や実践状況を明らかにし、ACP推進のための教育プログラムの開発・実施・評価をすることを目的とする。
研究初年度は、勤労者を対象に質問紙調査を実施した。その結果、対象である勤労者のACPの認識と実施状況や代理意思決定者の認知度や選定状況ともに低い現状が明らかになった。現在、これらの結果と性別・年代・健康度等の個人特性の背景とのクロス集計を実施ししており、今後さらに分析を進めていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度予定していた調査は計画通り実施できた。

今後の研究の推進方策

2024年度は、実態調査の結果をふまえ専門職(ACP実践経験や地域または産業保健の経験のある保健師・看護師等)により、教育プログラム内容を検討していく。また実態調査の結果については学会や論文発表を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

以前に計画したアンケート調査が利用できるか検討中のため。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi