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2023 年度 実施状況報告書

外国人結核患者の服薬継続支援における保健師のコンピテンシー自己評価尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K10336
研究機関令和健康科学大学

研究代表者

池田 敏子  令和健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60352324)

研究分担者 鳩野 洋子  九州大学, 医学研究院, 教授 (20260268)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード外国人結核患者 / 保健所保健師 / 服薬支援
研究実績の概要

本研究の目的は、外国人結核患者の服薬継続支援における保健所保健師のコンピテンシー自己評価尺度を開発することである。そのため、①文献レビュー、外国人結核患者に対して服薬完遂の支援経験を持つ保健所保健師と外国人結核患者のインタビュー調査による保健所保健師のコンピテンシー項目の明確化、②専門家会議と定量化の方法による内容妥当性の検討、③保健所保健師への質問紙調査による信頼性、妥当性の検討を通して、自己評価尺度を開発する、以上3つのステップで研究を進めていく。
2023年度は、まず外国人結核患者に対する服薬継続支援に関する国内外の文献、マニュアル、ガイドラインをレビューし、外国人結核患者に対する保健所保健師の服薬継続支援行動を抽出、整理した。さらに、外国人結核患者に対して服薬完遂の支援経験を持つ保健所保健師と外国人結核患者のインタビュー調査による支援項目の明確化として、外国人結核患者の服薬完遂に成功した事例を持つ保健所保健師6名、服薬治療を終了した外国人結核患者1名のインタビュー調査を実施した。インタビュー結果は研究分担者の協力を得ながら内容の分析を行った。
保健所保健師6名の分析がほぼ終了したため、今後はその成果を発表する準備を進めていく。また、服薬治療を終えた外国人結核患者の研究への参加協力を今後も継続して依頼と交渉を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画の第一段階である文献レビュー、外国人結核患者に対する服薬完遂の支援経験を持つ保健所保健師のインタビュー調査、分析は概ね終了していること、外国人結核患者のインタビュー調査のリクルートは引き続き行いながら、次のステップである専門家へのインタビュー調査の準備も進めているため。

今後の研究の推進方策

これまでに保健所保健師6名の分析がほぼ終了したため、今後はその成果を発表する準備を進めていく。また、服薬治療を終了した外国人結核患者の研究への参加協力の依頼を今後も継続して行っていく予定である。次の段階である専門家へのインタビュー調査の準備も同時に進めていく。

次年度使用額が生じた理由

服薬治療を終了した外国人結核患者のインタビュー調査への協力依頼から承諾を得るまでに時間を要していることから、インタビュー調査に係る経費が予定よりも少なくなった。このことが次年度使用額が生じた理由である。インタビュー調査に協力可能な外国人結核患者のリクルート、インタビュー調査の協力依頼を引き続き行い、次年度は使用する予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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