研究課題/領域番号 |
23K10343
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
山岡 由実 大阪医科薬科大学, 看護学部, 教授 (00326307)
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研究分担者 |
武用 百子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00290487)
丸本 典子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (00336843)
高木 廣文 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (80150655)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | リカバリー / リワーク / 気分障害 / 長期休職 / 患者・市民参画 / ICT / 症状自己管理 / 認知行動療法 |
研究実績の概要 |
気分障害による長期休職や適応が難しい労働者の職場復帰支援に向け、リカバリー志向の症状自己管理プログラムを開発した。しかしCOVID-19の出現により対面でのプログラム提供は制限され、世界的にもICTを活用した医療提供の改善が求められる。 本研究では、研究代表者らが開発したプログラムを、オンライン技術を用いたリアルタイム配信に変更する。またリカバリーをさらに促進するために、医療分野研究開発推進計画で推進される患者・市民参画(PPI;Patient and Public Involvement*)に取り組み、プログラムの実用可能性と有効性の検証を目的とする。研究方法は、質問紙データの量的分析及びインタビューデータの質的分析を組み合わせた、データソースのトライアンギュレーションを行い、その有効性を継続的に評価する。 令和5年度は研究成果の発表を行った。また研究代表者の異動に伴い、新たなプログラム提供の場の開拓を行うとともに、研究体制の再構築を行った。教材開発は引き続き修正、洗練を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度職場を異動し、大学病院が併設されている医療系総合大学所属となったことで、大学病院での看護外来でのプログラム提供について検討しており、そのための他学部連携の研究体制を再構築していたため、プログラムそのものの検討がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
医学部、薬学部との多職種連携プログラムへと修正を加えており、今後も他学部との連携を推進し、具体的なプログラム提供について検討する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究課題の推進状況がやや遅れており、ICT関連費は次年度で使用を計画している。また修正に伴い作業補助費用を要した。
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