研究課題/領域番号 |
23K10373
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
田中 明日美 横浜市立大学, 医学部, 助教 (10965289)
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研究分担者 |
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
土肥 眞奈 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (50721081)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 高齢者 / 慢性腎臓病 / Shared Decision Making / 共同意思決定 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は高齢の慢性腎臓病患者の腎代替療法決定について、看護師の共同意思決定(Shared Decision Making:SDM)に基づいた意思決定支援の特徴を明らかにすることである。腎臓病患者の腎代替療法選択においてはSDMが推奨されているが、高齢者の場合、心身機能や社会的背景の個体差が大きいことによる意思決定支援の困難さがあり、普及・定着には至っていない。 当初は腎代替療法指導管理料を算定している医療施設において、高齢腎臓病患者の意思決定に関わる看護師に質問紙調査を行い、SDMに基づく意思決定支援の視点についてまとめる予定としていた。 2023年度は先行文献より、高齢者の意思決定支援における看護師のアセスメントの視点について検討した。高齢者の治療法選択のおいては情報や選択肢の提示について、認知機能や社会的背景にも考慮する必要性が指摘されている。そのため腎代替療法選択においても看護師は専門的視点を持ちアセスメントしていることが考えられ、腎代替療法選択外来に関わる看護師にインタビュー調査を行う予定とし、準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年にアセスメント項目を検討し終え、腎代替療法選択外来に関わる看護師にインタビュー調査を行う予定であったが、業務が多忙となり遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度内に腎代替療法選択外来がある医療施設を抽出し、配置されている看護師にインタビューを行う予定である。研究日を設定し、業務とのバランスをとりながら進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年度は主に先行文献による検討を行っており、2024年にインタビュー調査を進める予定である。インタビューは対象者の希望に応じて対面またはオンラインで行うため、旅費や謝金に使用する。
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