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2023 年度 実施状況報告書

経頭蓋交流電気刺激による大脳皮質活動の変調が宣言的記憶学習の促進に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 23K10411
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

能村 友紀  新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (50434460)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード経頭蓋交流電気刺激 / 記憶 / 認知機能 / tACS
研究実績の概要

宣言的記憶における連想記憶は、関連性のない複数の情報を関連付け、部分的な記憶情報に基づいて必要な記憶を呼び出す能力のことである。連想記憶は、軽度認知障害やアルツハイマー病で早期に低下する認知機能のひとつである。この連想記憶を改善することは認知症予防の手掛かりになる可能性がある。
2023年度は、連想記憶に着目し、経頭蓋電気刺激法である経頭蓋交流電流刺激(tACS)を用いて大脳皮質への刺激が、連想記憶学習のパフォーマンスに影響を及ぼすか否かを確認した。
tACS群と偽刺激群と比較した結果、連想記憶記憶学習から28日後の変化率に有意に改善が認められた。tACSは連想記憶学習を促進する可能性が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2024年度はtACSが連想記憶学習を促進する可能性を明らかにすることができた。

今後の研究の推進方策

今後は異なる刺激部位、異なる刺激方法との比較、脳波計を用いた実験を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

今年度は代用機器を使用して予備実験を実施した。次年度は物品を購入し、実験内容を拡大して実施する計画である。

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公開日: 2024-12-25  

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