研究課題/領域番号 |
23K10529
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
太田 恵 関西医科大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30715941)
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研究分担者 |
建内 宏重 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60432316)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | マーカレス / 脊柱 / 動作解析 |
研究実績の概要 |
2023年度は、脊柱モニタリングデバイスの開発に尽くした。 健常若年者を対象とし、立位での屈曲・伸展・右側屈・左側屈・右回旋・左回旋を他動で行わせ、そのときの上部胸椎・下部胸椎・上部腰椎・下部腰椎の角度を、脊柱モニタリングデバイスのデモ機および三次元動作解析装置(VICON)の両方で同時に計測した。計測したデータを比較検証した結果、屈曲および伸展運動については正確に計測できている傾向がみられたが、側屈運動および回旋運動の計測については精度が不十分であった。さらに改良し検証をすることを数度にわたり繰り返しており、研究開始当初よりは改善されつつあるが、未だ十分とはいえない。また使用感に若干の課題が残っており、臨床応用をするためにはさらなる改善が必要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現時点では、脊柱モニタリングデバイスおよびソフトの精度や使用感に若干の問題があり、本実験に進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
現時点における脊柱モニタリングデバイスの問題点とその原因については、すでに考察できている。2024年度前期前半には、さらに脊柱モニタリングデバイスおよびソフトを改良し、これまでの問題を解決した上で、前期後半からは本実験に移ることを計画している。
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次年度使用額が生じた理由 |
予備的実験に予測よりも時間を要したため、本実験が次年度に繰り越された。
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