研究課題/領域番号 |
23K10580
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田邉 解 筑波大学, 体育系, 准教授 (70375484)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 女性 / サッカー / 除脂肪量 / 成長 |
研究実績の概要 |
本研究では、初経発来前後の女子中高生エリートサッカー選手を対象として、4年間の縦断的追跡調査を実施し、初経発来前後の除脂肪量の変化を明らかにするとともに、除脂肪量の基準範囲および目標値の設定をすることを目的とする。本研究は以下の2つの課題を設定し研究を遂行している。 課題1:「初経発来前後の除脂肪量の変化」 課題2:「除脂肪量の基準範囲および目標値の設定」 2023年度は、本研究の主要評価項目である除脂肪量を計測するために体成分分析装置InBody S10を購入し、一般成人を対象として除脂肪量測定の再現性および妥当性を確認した。 また、課題1について、国内女子サッカーの最上位リーグクラブの下部組織に所属するエリート女子中高生サッカー選手を対象として、身長、体重、除脂肪量や体脂肪量などの体組成計測、そして初経発来年月などのアンケート調査を実施した。 課題2については、エリート女子中高生サッカー選手の比較対象という位置づけで、地域クラブに所属する女子中高生サッカー選手を想定していた。そこで、国内女子サッカーリーグ全体の中では3部に相当するクラブの責任者と監督と交渉を行い、トップチーム所属選手と下部組織所属選手に対する除脂肪量計測の許可を得た。さらに、研究対象者となる選手に対して、研究内容の説明を行った。2024年度以降は、これらの2つのクラブチームの選手を対象として課題1と2について検証を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に予定していた課題1を開始でき、次年度に実施予定の課題2における研究対象者の確保も行った。
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今後の研究の推進方策 |
次年度も課題1を引き続き実施するとともに、課題2の研究対象者への説明と除脂肪量計測を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
体成分分析装置1式が当初の見積もりよりも安く購入できたため。次年度使用額は、課題2の研究対象者の所属チームが遠方にあるため、除脂肪量計測のための出張旅費として使用する予定である。
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