研究課題/領域番号 |
23K10615
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
金 勝乾 順天堂大学, 医学部, 教授 (70255694)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 足関節捻挫 / 検診 / 超音波 |
研究実績の概要 |
事前調査として全国大会に出場した高校生を対象にアンケート調査を行ったところ、男子で約8割、女子では9割近くが捻挫を経験していた。今回の研究に関する事前準備として超音波機器2台の購入を行った。超音波検診では前距腓靱帯を観察する。実際の調査ではChenらの分類に従い、grade 0:正常、grade 1:腫脹または伸長、grade 3:部分断裂、grade 4:完全断裂とする。購入した機器での靭帯の評価が可能かどうかを健常人、及び過去に捻挫を起こした選手でテストしたところ評価が可能であることがわかった。 現状を把握するため足関節捻挫の既往の詳細をアンケート調査することとした。バスケットボールでは競技特性上、捻挫は仕方がないケガであると思われている。また自分が捻挫を繰り返していて、関節に不安定性が生じているのにもかかわらず自覚症状に乏しい。また捻挫=靱帯損傷との認識がされておらず、医療者も選手も軽いケガと考え初期治療が適切にされていない可能性もある。それらを確認するため某大学バスケットボール部(部員約50名)にアンケート調査の依頼をして許可を得た。今年度は過去の捻挫回数、左右どちらか、初回捻挫の時期、痛みや不安定感の有無、サポーターやテーピングの有無を内容の中心としたアンケートの作成を行った。 現在上記の調査を行えるチームと中学、高校のチーム、プロのユースチームに拡大するためにいろいろなチームに調査が可能かを打診中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
超音波機器の選定、購入に時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
足関節靱帯損傷の超音波所見と症状、その他の画像所見との関連性を調査する。具体的には大学生、中高生、プロのユースチームの選手に対してアンケートを行い、必要に応じて超音波検診を行う。異常が見られた場合、その他の画像検査(XP、CT、MRI)を行うことにより超音波検診で重要視すべき点を明らかにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
機器を予定より安価で購入ができたことで次年度に予算を回して研究に必要な書籍等の購入を予定した。
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