研究課題/領域番号 |
23K10728
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
大澤 拓也 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (70613496)
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研究分担者 |
町田 修一 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (40421226)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 加齢 / 筋断面積 / 表面筋電図 / 近赤外線分光法 |
研究実績の概要 |
本研究は、3年間を予定しており、その期間に高齢者の筋活動や代謝の部位差と左右差について、3つの実験を通じて、多面的に評価することを目的としている。 1年目である当該年度は、今後、本実験を行うための準備期間とし、実験環境の整備、測定法の確立、対象者の選択を行い、その後、プレ実験(身体活動時の筋のデータと筋の形態との比較)の実施を予定していた。実験環境、特にMRI装置に関して、可能な限り再現性が高く、対象者の負担の少ない測定法を確立する必要があった。また、対象者は、本実験で予定している健康で自立した生活を送っている高齢者であるが、そのような高齢者であっても、身体的特性は個人差が大きいことから、本実験の実施前にそれらをある程度明らかにする必要があった。 そのため、MRIの撮影プロトコル、測定法、解析法等の検討および改善を行った。本研究では、身体活動時の筋活動や代謝の左右差を検討することから、当該年度は高齢者を対象に活動前の体幹部や脚部の形態に着目して、基礎的な特性を明らかにする測定を行った。その結果、高齢者では筋断面積の性差や個人差が大きいこと、筋断面積の左右差も個人差が大きかった(つまり、左右差が小さい対象者も大きい対象者も存在した)。 本年度は身体活動時のデータを得ることができなかったため、筋の形態の左右差と筋活動・代謝の左右差を比較するまでには至らなかったが、2年度目に実施できる状況にはなっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度は、実験環境の整備、対象者の募集・選択、プレ実験の実施までを考えていたが、プレ実験は予定の半分程度までしか実施できなかった。その理由として、実験実施場所が本務先でなく、時間の調整がうまくいかなかったためである。ただ、これは今後も変更がないことから、この環境で実施できるスケジュールを組み、次年度に対応する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2年度目は、まずプレ実験、高齢者を対象に、筋の形態と身体活動時の筋活動・代謝を比較する実験を行う。夏ごろまでに本実験を計画し、年齢や性による違い、左右差を検討する実験を行う。その後、第2の実験を計画し、年度末までに実行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は申請時よりも実施予定内容を変更したため、さらに変更した予定も一部実施できなかったためである。今後の使用計画は1年目に実施できなった内容を実施し、また予定していたが、まだ購入に至っていない機器の購入を行う。
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