体力・身体活動に着目した幼児期の親子課外運動教室における介入後中期的効果の検討

2023 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 23K10742
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 斎藤 辰哉 鳥取大学, 医学部, 助教 (60758085)
• 研究分担者: 西村 正広 鳥取大学, 医学部, 講師 (10389017) ; 松本 希 就実短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (20609622) ; 吉岡 哲 関西福祉大学, 教育学部, 教授 (80599217)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2028-03-31
• キーワード: 運動教室 / 親子 / 体力

研究実績の概要

本研究は、体力・身体活動に着目した幼児期の親子課外運動教室における介入後中期的効果について明らかにすることを目的とし、幼児期の身体活動に大きな影響を与える親にも着目し、双方における課外運動教室による中期的効果を明らかにする。
2023年度は、次年度以降に始まる予定の親子課外運動教室について、運動プログラムや測定デバイスについて検討した。
親子課外運動教室を始める前に運動プログラムを構築する必要がある。本研究の親子課外運動教室は、日本スポーツ協会の「アクティブ チャイルド プログラム」にて紹介されている運動遊びプログラムを元にしようとしているため、アクティブ チャイルド プログラム研修会および指導実践研修会へ参加し、指導者としての資質向上を図り、運動プログラム構築へ向け、研究分担者および研究協力者と検討した。また、運動プログラム強度については、プログラム毎に運動時の心拍数を測定する予定であり、研究分担者および研究協力者と使用する測定デバイスを決定した。その後、倫理審査に向けての準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

親子課外運動教室を開催するにあたり、運動プログラム構築およびその際に使用する測定デバイスの適切な使用方法の決定に当初の予定より時間がかかり、計画はやや遅れている。

今後の研究の推進方策

今後は、倫理審査へ申請し、親子課外運動教室を開催する。その際に、親子課外運動教室の運動強度、参加者の発育、体力の変化などのデータを取得し、解析を行う。また、教室中の変化に着目するだけでなく、親子課外運動教室終了後の中期的視点での検討も行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

2023年度に購入を予定していた親子課外運動教室に必要な物品を購入できていないため。次年度以降、計画通りに執行する予定である。