研究課題/領域番号 |
23K10854
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
永原 章仁 順天堂大学, 医学部, 教授 (00266040)
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研究分担者 |
浅岡 大介 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (30420847)
桑鶴 良平 順天堂大学, 医学部, 教授 (40225313)
竹田 努 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50750527)
北條 麻理子 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (60372934)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 慢性便秘症 / サルコペニア / 大腸ペースメーカー / 蠕動運動 / シネMRI |
研究実績の概要 |
消化管蠕動運動の評価としてシネMRIを用いた機能性ディスペプシア患者の胃蠕動運動の評価を検証し、第31回日本消化器病週間JDDW、DDW 2023、UEG Week 2023にて発表した。 慢性便秘症の実態調査としては、サルコペニア、フレイルに関連した便秘重症度のリスク因子の解析を行った。その中で高齢者の便秘重症度サブスケール別の性差の検討を行い日本消化管学会総会にて発表した。便秘重症度サブスケール別の検討では、男性が女性より排便に要する時間が高値で排便障害の病悩期間は女性の方が男性より高値であった。また後期高齢者の腹部症状に関するQOLの性差の検討を行い、論文発表を行った(日本高齢消化器病学会誌 26;2: 25-30,2024)。 その他、便秘症状を含めた腹部症状と十二指腸の色調との関連を評価し、論文発表を行った(Diagnostics.2024 28;14:508. doi:10.3390/diagnostics14050508.)。 また慢性便秘症に対する腹部電気刺激装置の有用性の検討のため症例集積を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
消化管蠕動運動の評価としてシネMRIを用いて胃蠕動運動の評価を検証し学会にて発表した。慢性便秘症の実態調査としては、サルコペニア、フレイルに関連した便秘重症度のリスク因子の解析を行った。また慢性便秘症に対する腹部電気刺激装置の有用性の検討のため症例集積を開始した。
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今後の研究の推進方策 |
消化管蠕動運動の評価としては、シネMRIを用いた胃蠕動運動の評価について論文作成を予定している。慢性便秘症の実態調査としては、サルコペニア、フレイルに関連した便秘重症度のリスク因子の検討の発表を予定している。また慢性便秘症に対する腹部電気刺激装置の有用性の検討のため症例を集積していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度では、腹部電気刺激装置の有用性の症例集積中であり、データ解析が不要であったため研究費用が抑えられた。今後は実態調査の解析や論文発表など費用が発生する可能性があり、研究計画に合わせて適正に使用していく。
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