研究課題/領域番号 |
23K10952
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
豊國 賢治 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, 医師 (60869858)
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研究分担者 |
大矢 幸弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, センター長 (80392512)
野村 伊知郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 好酸球性消化管疾患研究室, 室長 (90392513)
山本 貴和子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, 室長 (40725115)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 食物蛋白誘発胃腸炎 / 食物経口負荷試験 |
研究実績の概要 |
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と診断または疑われた前向き観察研究参加者の食物経口負荷試験(OFC)について解析を行った。73名、94件のOFCを実施した。負荷食物は、鶏卵67件、牛乳15件、大豆7件、小麦2件、軟体類2件、米1件であり、発症からの期間は中央値13ヶ月(2ヶ月-63ヶ月)、診断からの期間は中央値10ヶ月(0ヶ月-61ヶ月)であった。OFCの結果は、陰性70件(74%)、陽性11件(12%)、即時型症状4件(4%)、判定不能(軽微な症状や感染症の合併等)9件(10%)であった。11件(12%)で輸液を行い、4件(4%)でステロイド投与を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
一般小児科医を対象としたアンケート調査の実施が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
一般小児科医を対象として、FPIESの診療実態やOFCに関するアンケート調査を実施し、OFCの実態や課題を明らかにする予定である。その結果と、当センターで実施したOFCデータから、一般医療機関でも安全に実施できるOFCプロトコールを開発する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の計画よりやや遅れているため、未使用額が生じたため。
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