研究課題/領域番号 |
23K11638
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研究機関 | 横浜商科大学 |
研究代表者 |
竹田 育広 横浜商科大学, 商学部, 教授 (60329068)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 屋外遊園地 / 地域の回遊性向上 / 回遊行動 / 存在意義 |
研究実績の概要 |
本研究は、地域の回遊性向上という観光学が抱える学術的課題を背景として、屋外遊園地を核としたまちづくり、地域の回遊性向上を目的とした比較事例研究を行っている。具体的な研究方法として、人口5万人小規模都市、またはその周辺に立地する屋外遊園地を対象に、遊園地訪問前後の観光者の回遊行動状況調査を行い、その調査結果をもとに屋外遊園地の回遊行動特性を分類し、それぞれに分類した特性に応じた地域の回遊性向上策を提示する。 本年度は比較研究対象とする7か所の屋外遊園地に対して、その周辺も含めて実地調査を行った。具体的な実地調査時期は、阿賀野市のサントピアワールドは2023年5月、魚津市のミラージュランドと能美市の手取フィッシュランドは2023年6月、淡路市の淡路ワールドパークONOKOROも同じく2023年6月、真庭市のヒルゼン高原センタージョイフルパークは2023年7月、恵那市の恵那峡ワンダーランドは2023年8月、宮津市の天橋立ビューランドは2024年3月である。 また、サントピアワールド、淡路ワールドパークONOKORO、恵那峡ワンダーランド、ヒルゼン高原センタージョイフルパークの4施設で回遊行動状況調査アンケートを開始した。アンケート調査は今年度と次年度にかけて実施する計画であり、まずは前半のアンケート調査の回答を集計し、その結果を遊園地施設の責任者と共有して当該遊園地施設の現状と次の調査時期について検討を行った。 これらの回遊行動状況調査の結果は、それぞれの施設が持つ地域での存在意義を考えるうえでのデータとして重要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
アンケート調査の実施が遊園地施設の改修工事の影響、しかも工事完了が遅れたため、今年度の実施がやむを得ずできなかったということが挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、回遊行動状況調査の実施が遅れていた施設の調査を速やかに開始するとともに、年度の前半までに回遊行動状況調査の実施を終える。 そして、回遊行動状況調査結果の内容を分析し、各施設の回遊特性と地域での存在意義についてまとめていくことを計画する。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度生じた差額については、次年度において調査旅費として使用する計画である。
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