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2024 年度 実施状況報告書

嗅覚低下を予防する継続性を持ったデザイン手法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 23K11730
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

伊藤 翼  慶應義塾大学, システムデザイン・マネジメント研究科(日吉), 特任助教 (30973614)

研究分担者 白坂 成功  慶應義塾大学, システムデザイン・マネジメント研究科(日吉), 教授 (00588741)
鳥谷 真佐子  慶應義塾大学, グローバルリサーチインスティテュート(三田), 特任教授 (90420819)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード嗅覚トレーニング / システムデザイン / デザイン思考 / システムズエンジニアリング
研究実績の概要

2023年度に本研究の実施結果から得られた知見や技術的ノウハウを活用して、これまで試作レベルに留まっていたプロトタイプから、日常生活の中で継続的に使用可能な、製品レベルの品質を有するプロダクトの仕様決めを行った。
本プロダクトは、機能性・耐久性の各側面を強化するとともに、ユーザーの利便性や使い勝手にも配慮した設計となっており、これにより多様な場面やシーンでの利用が可能となったと考えられる。
完成したプロダクトは、2025年2月に横浜未来機構が主催するイノベーション推進イベント「YOXO FESTIVAL 2025」に出展し、実際に約300名の一般来場者がプロダクトを体験する機会を得た。
展示を通じて収集した利用者からのフィードバックや反応は、また機器の状態から、さらなる改善点や運用上の課題を得る貴重な機会となり、試作段階では得られなかった実用性に関する多角的な示唆を得ることができた。
YOXO FESTIVALで得られたフィードバックを仕様に反映しつつ、実験用機器としての量産を開始し、2025年4月から実施予定の本格的な対照実験に向けて、被験者約50名を対象とした3か月間の運用準備と体制を整えた。
実装に向けては品質の安定化が課題であり、製造に時間を要してしまったものの、現在は予定している機体すべての製造・テストが完了し、実験開始に向けて人員及び機器の最終調整を行っている状況である。実験終了後には得られた定量的・定性的データをもとに研究成果を論文化する計画である。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

嗅覚トレーニングの継続性に着目し、トレーニング用の簡易型デバイスの開発が完了している。また被験者も想定している数を集め終え、実験がスタートできる状態になっている。

今後の研究の推進方策

2025年4月から6月まで制作したプロダクトを実験群の被験者が使用し実験を行う。
また対照群の被験者へは既存のトレーニング手法をベースとした実験機器を配布し実験を行う。
7月より実験で得られたデータの取りまとめ・分析を行い、論文化をする方針である。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた実験を来年度へ予定変更したため実験用の物品などの支出分が残額として生じた。来年度は論文投稿料や実験機器の修繕費用、および実験物品の支出にあてる予定である。

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公開日: 2025-12-26  

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