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2023 年度 実施状況報告書

地方における防災行動向上にむけた災害コミュニケーション・モデルの改良開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K11770
研究機関高知大学

研究代表者

遠山 茂樹  高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (40335914)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
キーワード家庭防災 / 高知県 / 安芸市 / 香美市 / サンプリング / オンラインフォーム
研究実績の概要

本研究では高知県内主要5市における社会調査を予定している。本研究計画の初年度となる令和5(2023)年度は社会調査準備が主な項目であった。次年度の高知県東部調査準備として、安芸市、および、香美市において、選挙人名簿に基づくサンプリングを実施した。サンプリング対象は、20歳以上70歳以下の住民と設定し、両市ともにサンプル数を1,000人と定め、系統抽出法による標本抽出を行った。
安芸市でのサンプリングは、安芸市選挙管理委員会より許可をもらい、日程上の都合から、令和6年2月に延べ3日間にわたって、選挙管理事務所において選挙人名簿の閲覧・転記を行った。対象となったのは令和5年12月1日現在の名簿であり、記載総数が約14千人であった。標本抽出数は、結果的に1,156人分を転記した。その後、転記名簿をデータ化し、標本名簿DB作成までを終えた。
香美市でのサンプリングは、香美市選挙管理委員会より許可をもらい、令和6年3月に延べ3日間にわたって、選挙管理事務所において選挙人名簿の閲覧・転記を行った。対象となったのは令和6年3月1日現在の名簿であり、記載総数が約21千人であった。標本抽出数は、結果的に1,217人分を転記した。年度末の3月での転記作業であったため、転記名簿のデータ化は、これからの作業となる。
定量調査法としては、郵送法とオンラインフォームとを組み合わせたハイブリッド方式を採用する予定であり、オンラインフォームでの質問票において、質問項目候補の洗い出しまで終わっているが、質問数が多くなりすぎているため、これから取捨選択していく。
なお、計画当初よりOSサポート期限の関係から既存のワークステーションの部品交換を計画していたが、新規購入のほうが安価になるため、新規購入に至っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究の進捗として、「標本名簿DB整備」、および、「オンライン調査票作成」において遅延が見られる。
「標本名簿DB整備」が遅れた理由は、香美市選挙管理委員会でのサンプリング作業時期が年度末の3月にずれ込んだためである。
また、「オンライン調査票作成」では、必要と考える質問項目の洗い出しはほぼ終えているが、質問数が多くなったため、セレクションが必要となり、確定版までに至っていない。

今後の研究の推進方策

作業に遅れが見られる「標本名簿DB整備」、および、「オンライン調査票作成」に対しては、以下の対応をとる予定である。
「標本名簿DB整備」において、年度当初から作業を継続しており、6月末までをめどに作業を終える予定である。
「オンライン調査票作成」に対しても、先行研究もレビューしながら、最終的な質問項目選定を行い、6月末をめどに完成させる。

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公開日: 2024-12-25  

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