研究実績の概要 |
本研究では高知県内主要5市における社会調査を予定している。本研究計画の初年度となる令和5(2023)年度は社会調査準備が主な項目であった。次年度の高知県東部調査準備として、安芸市、および、香美市において、選挙人名簿に基づくサンプリングを実施した。サンプリング対象は、20歳以上70歳以下の住民と設定し、両市ともにサンプル数を1,000人と定め、系統抽出法による標本抽出を行った。 安芸市でのサンプリングは、安芸市選挙管理委員会より許可をもらい、日程上の都合から、令和6年2月に延べ3日間にわたって、選挙管理事務所において選挙人名簿の閲覧・転記を行った。対象となったのは令和5年12月1日現在の名簿であり、記載総数が約14千人であった。標本抽出数は、結果的に1,156人分を転記した。その後、転記名簿をデータ化し、標本名簿DB作成までを終えた。 香美市でのサンプリングは、香美市選挙管理委員会より許可をもらい、令和6年3月に延べ3日間にわたって、選挙管理事務所において選挙人名簿の閲覧・転記を行った。対象となったのは令和6年3月1日現在の名簿であり、記載総数が約21千人であった。標本抽出数は、結果的に1,217人分を転記した。年度末の3月での転記作業であったため、転記名簿のデータ化は、これからの作業となる。 定量調査法としては、郵送法とオンラインフォームとを組み合わせたハイブリッド方式を採用する予定であり、オンラインフォームでの質問票において、質問項目候補の洗い出しまで終わっているが、質問数が多くなりすぎているため、これから取捨選択していく。 なお、計画当初よりOSサポート期限の関係から既存のワークステーションの部品交換を計画していたが、新規購入のほうが安価になるため、新規購入に至っている。
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