次年度使用額が生じた理由 |
2023年度はオリゴサッカライドの合成原料として研究室で保有しているシアル酸および研究室で保有している植物を利用した反応の検討を行った。研究は他大学の大学発ベンチャーとの共同連絡体制において進めたこともあり次年度使用額が生じた。翌年度以降の使用計画として、オリゴサッカライド化されたシアル酸の誘導体の調製の際に、グルコースやガラクトースを結合させた誘導体の合成を行う。そのために必要な酵素試薬であるアーモンドなどの植物由来のアミラーゼおよびグルカノトランスフェラーゼの購入を行う。さらに、有機合成化学的な手法によるオリゴサッカライド化されたシアル酸の誘導体の合成に必要な2,3,4,6-テトラアセチルガラクピラノシルブロミドおよび2,3,4,6-テトラアセチルグルコピラノシルブロミドの購入を行う。
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