日本語を母語としない児童に対して、指導者がどのような声掛けをしてその力を引き出しているのか、会話分析の手法を用いて記述することを目的としている。 初年度の2023年度は、関連する文献を読み進めたり、データ収集のための準備をしたりといったことに時間を費やした。データ収集の準備も整いつつあり、それと並行して国立国語研究所が公開している日本語話し言葉コーパスから児童が参加する会話を抽出し、それに対する予備分析を進めている。特に、周囲の大人がどのような声掛けを通じて、児童が現在従事している活動の継続を奨励しているのか、記述を進めた。
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