研究課題/領域番号 |
23K12647
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤本 啓寛 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教 (00962086)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | スクールソーシャルワーカー / 支援スタイル / 勤務時間 / 勤務環境 |
研究実績の概要 |
研究初年次となる2023年度は、スクールソーシャルワーカーの支援スタイルや勤務時間・環境に関わる文献研究、ならびに質問紙の作成に必要な参与観察調査を行った。 まず文献研究に関しては、スクールソーシャルワーカーの支援スタイルに影響を与える要因に関して、文献を探索して明らかにした。また支援スタイルをどのように明らかにするのかについて、スクールソーシャルワーカー以外の専門職を対象としたタイムスタディ研究をもとに整理・検討した。 次に参与観察調査については、本研究の基礎調査にあたる2022年度の調査に協力いただいたある小学校に勤務するスクールソーシャルワーカーに追加での協力を仰ぎ、学校長の許諾を得た上で、スクールソーシャルワーカーの支援に11日間断続的に参与し、いつ・誰と・どのように時間を用いているのかに関して1分単位で記録を行った。文脈がわからず、何をしているのかがわからない点に関しては都度スクールソーシャルワーカーに聞きながら記録を修正し、各観察日以降漸次的にそれらをデータ化した。この作業を行うことで、細かくスクールソーシャルワーカーの支援スタイルを明らかにすることができ、それよりも大枠で調査することになる質問紙調査の基礎資料とすることができた。 また2023年7月16日に実施された日本学校ソーシャルワーク学会第17回岡山大会にて、2022年度の研究成果を2023年度の文献研究をもとにさらに発展させ、「学校単位の勤務時間で働き方はどのように変わるのか スクールソーシャルワーカーに対するタイムスタディ調査の基礎分析」と題した口頭発表を行うことができた。これにより、当日部会に参加した参加者より発表内容に対するフィードバックを得ることができ、その後の研究の方向性の修正を行うことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していた参与観察調査を行うことができたほか、研究成果を学会大会で発表することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
こんご、参与観察調査を通じて得られたデータをもとに首尾よく質問紙を開発し、全国単位での質問紙調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の研究計画よりも安価で研究を遂行することができたため。残額に関しては、2024年度以降に予定している全国単位での質問紙調査に充当する。
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