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2023 年度 実施状況報告書

ハマグリ・アサリの新しい産卵誘発法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K14016
研究機関国立研究開発法人水産研究・教育機構

研究代表者

舩山 翔平  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), 研究員 (70866946)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード二枚貝 / 種苗生産 / 産卵誘発 / ハマグリ / アサリ
研究実績の概要

本研究では、ハマグリとアサリの産卵誘発物質を同定し、種苗生産の現場で実用化される産卵誘発法を開発することを目的としている。本年度は以下の研究成果を得た。ハマグリ内臓神経節の網羅的遺伝子解析により、発現遺伝子群のデータベースを作成した。また内臓神経節の抽出物を卵巣片に作用させた結果、卵成熟誘起作用が認められた。次に内臓神経節抽出物の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)溶出画分の活性を卵巣片アッセイにより検討し、卵成熟誘起活性が認められる画分を決定した。得られた活性画分を液体クロマトグラフィー質量分析計(LC-MS/MS)を用いて分析し、データベース解析して得られたペプチドの一次構造を確認し、同定されたペプチドの中から活性ペプチドの候補を選定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度の計画に従いハマグリ内臓神経節の遺伝子データベースの作成、内臓神経節のHPLC溶出画分の活性検定、活性画分のLC-MS/MS分析、卵成熟誘起活性ペプチド候補の選定を達成した。これらのことから「おおむね順調に進行している」と判断した。

今後の研究の推進方策

ハマグリの内臓神経節に存在すると予想される産卵誘発物質の探索を行う。本年度に得られた卵成熟誘起活性ペプチドの候補を化学合成し、これらの候補ペプチドについて卵巣片アッセイを用いて活性検定を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 二枚貝の産卵誘発ペプチドの発見と水産研究への応用2024

    • 著者名/発表者名
      舩山翔平、松本才絵、前田雪、小寺義男
    • 学会等名
      第101回日本生理学会大会
    • 招待講演

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公開日: 2024-12-25  

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