研究課題/領域番号 |
23K14399
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研究機関 | 姫路獨協大学 |
研究代表者 |
中山 優子 姫路獨協大学, 薬学部, 助教 (50708419)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | HIF-PH阻害薬 / 腎性貧血 / 慢性腎臓病 / 線維化 / mTOR阻害薬 |
研究実績の概要 |
本研究では、mTOR阻害薬とHIF-PH阻害薬の併用による腎間質線維化並びに腎性貧血に対する治療効果をin vitroおよびin vivoでの分子生物学的、病態生理学的解明を目的とし、慢性腎臓病(CKD)モデルとして5/6腎摘モデルを用いて高度な腎間質線維化モデルを作成後、mTOR阻害薬による腎間質線維化の解消とそれに伴う尿細管機能の回復を図ることに加え、内因性エリスロポエチン産生に関与するHIF-PH阻害薬の併用効果について検討している。 当初の予定通り、慢性腎不全モデル動物でのタクロリムス投与による高度な腎間質線維化の進行を確認し、病変進展に与える影響については病理組織とともに腎間質の線維化マーカα-SMAの発現変化を指標とすることで腎線維化の程度を評価した。また、高度腎間質線維化をともなうCKDモデルでのmTOR阻害薬による腎機能の回復効果の確認については、タクロリムスにエベロリムスを併用することで腎間質線維化の進行抑制効果を評価した。腎性貧血モデルラット作成については、5/6腎摘出モデルラットにて貧血病態の進展をラット尾静脈ならびに腹部大動脈から血液を採取後、ヘマトクリット値及び血漿中EPO濃度に加え各種生化学的検査(血漿クレアチニン値、尿中アルブミン及びクレアチニン値)の測定を行い染色病理組織像とともに評価した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画に従って、in vivoラットを用いた研究を用いた研究を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度として計画している項目を順次実施し、目標の早期達成を念頭に進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の計画より次年度使用額が生じたが、これは物品、消耗品の購入額が異なることや実験用のラットについては一部自家繁殖で賄うなどの研究費の節約につながったことによるもよると考える。大凡計画通りであることから、残額については次年度と合算し、研究費として有効活用する予定である。
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