研究課題
本年度はまずは先行研究で明らかにしたリン酸化tauに着目して脳脊髄液 (18例) の網羅的な解析と神経系細胞モデル (3例の患者由来) を用いた機序の検討を進めた。脳脊髄液においてはリン酸化tauの測定法による特徴の差異を明らかにした。また血漿においても検討を進めた。
2: おおむね順調に進展している
リン酸化tauに着目した脳脊髄液・血漿・神経系細胞モデルの検討で病態の理解につながる新たな知見が得られたため。
本年度脳脊髄液・神経系細胞モデルから得られた結果をもとに剖検脳組織を用いた脳内のリン酸化tau変化について解析を進める。また見つけた変化の背景にある病態の細胞モデルでのさらなる検討を進める。並行してリン酸化tau以外の脳脊髄液変化についても検討を進める。
得られた結果をもとに剖検脳組織で検討をするにあたり検体を得る申請等行っており予定していた実験がR6年度に繰り越しとなったため。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
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