研究課題/領域番号 |
23K14898
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
小谷 知也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20837439)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
キーワード | dynamic PET / dual time point PET / parametric imaging / Ki imaging |
研究実績の概要 |
本研究では、PET/CTにおける新たな診断指標の開発を推進しています。 特に、従来の課題を解決するために、dynamic PET, parametric imaging の精度管理に着目し、input functionの実測と Ki の精度検証を行っています。この取り組みは、研究の基盤を確立し、正確なデータの収集を保証する重要な一環です。 研究計画の倫理審査を終了、書面の同意を得て実臨床で input function 実測を行い、5例の収集を行った。 並行して、dynamic PET と dual point PET imaging の前向き比較試験の準備を進めるとともに、研究チームはデータの収集と解析に向けた準備を着実に進めています。 研究の成果は、PET/CT画像診断の精度と信頼性の向上に直結し、従来のSUVに代わる新たな診断指標開発が期待されます。今後もアプローチを進化させ、施行状況を改善し、専門家との対話を通じて研究者の手法がベストプラクティスを反映しているかを見直し、最新の傾向を把握するよう、今後も取り組みを続けます。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究では、PET/CTにおける新たな診断指標の開発を推進しています。 特に、従来の課題を解決するために、dynamic PET, parametric imaging の精度管理に着目し、input functionの実測と Ki の精度検証を行っています。この取り組みは、研究の基盤を確立し、正確なデータの収集を保証する重要な一環です。現在、dynamic PET と dual point PET imaging の前向き比較試験の準備を進めるとともに、研究チームはデータの収集と解析に向けた準備を着実に進めています。 研究の成果は、PET/CT画像診断の精度と信頼性の向上に直結し、従来のSUVに代わる新たな診断指標開発が期待されます。今後もアプローチを進化させ、施行状況を改善し、専門家との対話を通じて研究者の手法がベストプラクティスを反映しているかを見直し、最新の傾向を把握するよう、今後も取り組みを続けます。
|
今後の研究の推進方策 |
第一に、SUV に代わる新たな指標として有望と思われる Ki image の信頼性の検証を行います。現在進行中のinput function 実測の症例を20 例ほど収集し、input functionの実測と精度検証を継続して行い、データの信頼性を確保します。 次に、ダイナミック4相の集積追跡評価とダイナミックカーブを用いた新たな診断指標の開発を加速させます。これには、データ解析の精度を高めるためのアルゴリズムの開発や、評価指標の検討が含まれます。患者の臨床経過や治療効果判定との関連性を明確にするための臨床研究も展開していきます。研究成果の普及と応用を促進するために、学術論文や国際学会に積極的に発表し、若手の教育に加え、他の研究者や臨床医との交流を図ります。また、PET/CT 企業との協力関係を構築し、将来的な臨床応用の可能性を模索します。これらの取り組みを通じて、PET/CT画像診断の精度と臨床応用の向上、新たな評価指標の確立に貢献することを目指します。
|
次年度使用額が生じた理由 |
初年度は、倫理審査や研究計画の立案・準備に重点を置き、資金の大部分をこれらの活動に割り当てたため、研究活動にかかる経費は限られました。 次年度の使用額が生じる理由は、蓄積した研究成果を発表、論文化するための活動に重点を置くためです。具体的には、海外での国際学会への参加や発表、論文の執筆と投稿にかかる費用が発生します。これらの活動を通じて、研究成果を国際的に発信します。 総括すると、次年度使用額は、初年度の準備段階、知見の蓄積を経て、研究成果の国際的な発信と交流を目指すために発生します。これらの活動を通じて、科研費の使用にふさわしい研究の価値を最大限に引き出し、学術界や社会に貢献することを期待しています。
|