研究課題/領域番号 |
23K14922
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
近藤 雅敏 九州大学, 医学研究院, 講師 (10568968)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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キーワード | Dual-energy CT / ヨード密度 / 逆推定 |
研究実績の概要 |
次世代医療基盤法が整備され、医療情報の利活用が進むことが期待されている。こうした状況の中、Dual-energy CTに関する研究は専用データと専用ワークステーションを用いたDual-energy解析により発展している。一方、Dual-energy CTに関する医療情報の利活用には課題が存在するため、解析画像の一部(2組の仮想単色X線画像)からDual-energy解析できる画像処理ソフトを開発を目指している。 当初の計画通り、ファントムを用いてこの提案手法の解析精度を検証した。この結果、仮想単色X線画像の組み合わせによりヨード密度の逆推定精度は異なり、最適な仮想単色X線画像の組み合わせも撮影方式により異なることが明らかとなった。 一方で異なる仮想単色X線画像の組み合わせで逆推定されるヨード密度の異なり方は傾向を見出すことが難しく、またその理由も解釈できていないという課題に直面している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現時点では、計画通りに遂行している。ただし、得られた結果の解釈が困難であるため、今後計画に遅れが生じる懸念がある。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り、線質硬化現象が与える影響を検討する。
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