研究課題/領域番号 |
23K15003
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小林 敏一 山形大学, 医学部, 助教 (60772944)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | IPNB / ゲノムシーケンス |
研究実績の概要 |
ERCPを施行し、内科的精査を施行した後に外科にて手術を施行されるIPNB症例が年間5例と計画していたが、新規のIPNB症例は想定より圧倒的に少ない状況であり、昨年2023年度はIPNB疑い症例で2例であった。いずれの症例でもERCPにて胆汁を回収し、cfDNA抽出には成功している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
上述したように、ERCPを施行し内科的精査を施行した後に外科にて手術を施行されるIPNB症例が年間5例と計画していたが、新規のIPNB症例は想定より圧倒的に少ない状況であり、昨年2023年度はIPNB疑い症例で2例であった。いずれの症例でもERCPにて胆汁を回収し、cfDNA抽出には成功している。
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今後の研究の推進方策 |
採取した胆汁からのcfDNA抽出は定性定量ともに良好な結果であった。そのため、まずは症例の蓄積を引き続きおこなっていうこととなる。cfDNAはある程度数がまとまった際には次世代シーケンサーによるゲノム解析を行っていく予定である。 採取方法としては、ERCP時・経鼻胆管ドレナージチューブからの胆汁(ENBD胆汁)、術後検体から直接回収した胆汁(術後検体胆汁)など、異なるシチュエーションでの胆汁採取も検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
上述したように、IPNB症例の蓄積が想定以上に少なく、実験や学会発表などの旅費などが浮いている状況である。ただ、cfDNA抽出やシーケンス時などの実験試薬にかかる費用は高額となるため、ある程度は想定数を見越して事前に試薬を購入に充てている。余剰分は2024年度以降に使用する予定である。
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