研究課題/領域番号 |
23K15208
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
肥後 寿夫 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (50818143)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 特発性肺線維症 / シングルセルRNAシーケンス |
研究実績の概要 |
まずシングルセルRNAシーケンスに用いるために、肺から上皮細胞を単離する手法の確立を目指した。肺移植摘出肺あるいは肺癌摘出肺を各種酵素等を用いて単細胞化し、FACSでEpCAM陽性細胞をソーティングし、上皮細胞を単離することができた。 肺移植で摘出された特発性肺線維症肺を一断面採取し、線維化部に隣接する部分と線維化部から離れた正常に近い部分それぞれ2か所ずつから上記手法でEpCAM陽性細胞を単離し、Chromium Fixed RNAプロファイリング用の保存液で別々に保存した。今後この4サンプルをChromium Fixed RNAプロファイリングで解析予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
肺から上皮細胞を単離する手法を確立でき、シングルセルRNAシーケンスに用いるサンプルも採取できているため、順調に進展していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
Chromium Fixed RNAプロファイリングを用いて、保存された4サンプルのシングルセルRNAシーケンスを行う。各部位の上皮細胞の性質の違いが見いだされれば、FFPEサンプルを用いて免疫染色等で確認を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度はシングルセルRNAシーケンスの実施までには至らなかったため、次年度使用額が生じた。翌年度分と合わせてシングルセルRNAシーケンスの実施費用に用いる予定。
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