研究課題
細胞 内キナーゼのうちの一つである NUAK2 が、alloreactivity を有しGVHD を誘導するnaive T 細 胞 (Tn) に高発現している事に着目した。NUAK2 はGVHD の主病態の一つである線維化に関連しているという報告もあり、NUAK2 阻害剤を用いることで選択的にTnの活性化を抑えて GVHDを抑制し、effector T 細胞に影響を与えない事でGVL を温存できる可能性について、NUAK2 シグナル経路の調節が GVHD/GVL 効果のみならず腫瘍免疫も含めた 選択的免疫調整効果の発揮につなげる事を目指し、マウス・ヒト血球、マウスGVHD・ GVL・異種移植モデル、患者検体を用いた解析を行ってその制御機構を明らかにすることを目指した。2023年度はVito、VivoのモデルでのNUAK2阻害剤を用いた細胞内シグナル変化を解析した。
4: 遅れている
解析を行いながら、動物実験のための条件設定を行っている途中である。
条件設定は整いつつあるため解析を開始する
条件設定など研究の進行に支障が生じたため
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
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