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2024 年度 研究成果報告書

免疫抑制性CAFクラスターを標的とした、膵癌における抑制性免疫微小環境の打破

研究課題

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研究課題/領域番号 23K15452
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

松本 奏吉  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (60963626)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
キーワード腫瘍関連線維芽細胞 / CAF
研究成果の概要

本研究は膵癌の免疫抑制性腫瘍微小環境に関わるCAF (cancer associated fibroblast)の特定を目的に scRNA-seq解析を行った。膵癌組織内のCAFを複数のクラスターに分類し、免疫抑制性CAFクラスターを同定した。さらに、予後不良やT細胞疲弊と相関する候補遺伝子群を抽出し、その中から蛋白Xに着目した。免疫染色により蛋白Xが腫瘍間質に局在することを確認し、免疫抑制性CAFの特異的マーカーである可能性を示した。また、蛋白X陽性CAFを抑制したin vivo実験では、壊死領域の拡大や腫瘍縮小が観察され、蛋白Xが腫瘍支持環境の維持や免疫抑制に関与する可能性が示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、膵癌の免疫抑制性腫瘍微小環境の形成に関与するCAFの特定と、その標的化による腫瘍制御の可能性を示した点で学術的に重要である。特に蛋白Xの同定と機能解析は、膵癌に対する新たな免疫併用療法の開発に寄与する成果であり、治療抵抗性の高い膵癌に対する革新的アプローチとして、社会的にも大きな意義を持つ。

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公開日: 2026-01-16  

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