研究課題/領域番号 |
23K15605
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
濱岡 早枝子 順天堂大学, 医学部, 助教 (80812437)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 化学療法誘発性神経障害 / CIPN / ガバペンチノイド / 牛車腎気丸 / 神経障害性疼痛治療薬 |
研究実績の概要 |
実験の条件や手技を安定させるための予備の動物実験を施行した後に、研究計画調書に記載したプロトコルに基づいて本研究を開始した。研究方法に挙げた薬剤投与群の中で、①CDDP(シスプラチン)+GJG(牛車腎気丸)、②CDDP+PRE(プレガバリン)、③CDDP+MIRO(ミロガバリン)、⑥CDDPのみ、⑦対照群(生理食塩水)の実験を施行した。実験匹数がn=5とまだ研究計画の半分の状況であるが、②、③群に関しては、PREやMIRO投与による疼痛閾値の有意な上昇(痛覚過敏の改善)を認めた。しかし、①群ではGJG併用による疼痛閾値の有意な上昇は認めなかった。 動物実験のデータを集積している最中であり、昨年度は学会発表に至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
予備実験に当初の予想よりも時間を要した。動物の環境調整を含めて1クールの動物実験を遂行するのに計42日間要し、研究日が週1回であることも影響して施行できる実験回数に限界があった。
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今後の研究の推進方策 |
①CDDP+GJG群で期待する効果が得られなかったことから、臨床での治療経験も参考にして、GJGをCDDP投与と同じDay0に開始するのではなく、Day-7から事前投与するプロトコルに変更することを検討している。今年度中に、④CDDP+PRE+GJG、⑤CDDP+MIRO+GJGの併用群を含めた全群の動物実験を施行し、目標とする匹数(n=10)のデータを収集する予定である。また、動物実験で得られた血液や組織の分析が未施行であり、そちらも並行して進めていく予定である。実験の中途段階でも発表可能な解析データが得られれば、今年度中に国内学会で発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
動物実験の進行に少々遅延があり、また実験で得られた組織の分析が未施行であることから、動物や飼料、試薬や実験物品の購入などに要する消耗費が予定よりも少なかった。
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